2025.5.22

大人のニキビ肌におすすめの洗顔料と選び方!思春期ニキビとの違いや対策についても解説

「学生の頃はなかったのに、社会人になってからニキビができるようになった」

「20歳を過ぎたのにニキビが頻繁にできる」

このように大人ニキビに悩む人は少なくありません。

今回は大人ニキビと思春期ニキビの違いや対策、ニキビ肌におすすめの洗顔料について解説します。ニキビ肌に悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ニキビができるメカニズム

ニキビができる原因は以下の3つが関係しています。

  • 皮脂分泌の増加
  • 毛穴の詰まり
  • アクネ菌の増殖

皮脂の分泌が過剰になり排出が追いつかなくなると穴が、詰まり白ニキビや黒ニキビの状態になります。

毛穴が塞がると、コメドといわれるニキビのでき始めの状態になります。

その内部はアクネ菌が増殖しやすい環境です。

赤ニキビの炎症はコメド内部で免疫が菌と戦っているサインで、菌が増殖するほど炎症が増しやすくなります。

赤ニキビがさらに悪化すると黄ニキビに進行します。

黄ニキビは炎症から膿が生じた状態で、放置するとニキビ跡になる恐れがあります。

大人ニキビと思春期ニキビの違い

大人ニキビと思春期ニキビの違いは、ニキビができる場所の違いです。

またニキビの原因も大人ニキビと思春期ニキビでは異なります。

思春期ニキビの特徴

思春期ニキビは、主におでこや鼻など皮脂腺が多いTゾーンに多発します。

これは、思春期に入るとホルモンバランスが急激に変化し、皮脂の分泌量が増加するためです。

とくに高校生の時期には、Tゾーンだけでなく首や背中、胸といった広範囲にわたってニキビができることもあります。

また、10代の毛穴はまだ未発達であるため、角栓が発生しやすい状態にあります。

そこに皮脂の過剰分泌が加わることで、毛穴が詰まり、炎症を起こしてニキビへとつながりやすくなるのです。

このように、毛穴の未成熟さとホルモンバランスの変化が重なることにより、多量のニキビが生じることも珍しくありません。

ただし、思春期の性ホルモン分泌は一時的なもののため、成長とともにホルモンの分泌が落ち着くと、多くの場合ニキビも自然と減少していきます。

大人ニキビの特徴

大人になってできるニキビは思春期後痤瘡(ししゅんきござそう)といわれるもので、思春期ニキビと異なり、口周りやあご、フェイスラインなどUゾーンといわれる場所に多い傾向です。

ニキビができるメカニズムは思春期ニキビと同じですが、悪化する原因としてストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、間違ったスキンケアなどが関与しています。

社会人になってからニキビができるようになったという人がいるのもこのためです。

なお大人ニキビは皮脂過多による思春期ニキビと異なり、乾燥肌の人にも多く見られます。

実際に、年齢別の皮脂分泌量を示した画像を見ても、皮脂量は20代をピークに、30代・40代と年齢を重ねるにつれて減少していることがわかります。

特に40代以降は皮脂分泌が急激に低下しており、60代ではさらに少なくなっています。

このことからも、大人ニキビは皮脂過多によるものではなく、乾燥やターンオーバーの乱れ、肌のバリア機能の低下といった要因が深く関係していることが読み取れます。

皮脂が少ない年代であってもニキビができる理由は、こうした肌の環境変化に起因しているのです。

【ニキビ肌向け】洗顔料の選び方

ニキビ肌の人は以下の3つのポイントを参考に洗顔料を選びましょう。

  • アクネ菌に効果的な成分
  • 洗浄成分
  • 保湿成分

とくに大人ニキビの場合、「洗浄成分」と「保湿成分」が重要です。

アクネ菌に効果的な成分

ニキビが多い場合や炎症のある赤ニキビには、アクネ菌に効果的な成分が配合されている洗顔料がおすすめです。

アクネ菌に効果的な成分は以下のとおりです。

成分名働き
グリチルリチン酸ジカリウム抗アレルギー作用抗炎症作用
イソプロピルメチルフェノールアクネ菌の減少
グルコール酸古い角質を除去し、毛穴詰まりを解消

アクネ菌に効果的とされる成分には刺激が強いものもあります。敏感肌など刺激に弱い肌の人は、低濃度の製品など働きが優しいものから試しましょう。

洗浄成分

大人ニキビは思春期ニキビと異なり、大人ニキビは乾燥を伴っている人も少なくありません。

洗浄力が強い洗顔料を使用すると必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥を招くことでさらにニキビが悪化する可能性があります。

そのため、優しい洗浄成分の洗顔料がおすすめです。強い洗浄成分で落とすのではなく、肌に必要な皮脂は残しつつ汚れを落とす「アミノ酸系」や「ベタイン系」の洗浄成分を選びましょう。

アミノ酸系やベタイン系の主な洗浄成分は以下のとおりです。

洗浄成分成分名
アミノ酸系・ココイルメチルタウリンNa
・ココイルグルタミン酸Na
・ココイルグリシンK
ベタイン系・コカミドプロピルベタイン
・ラウラミドプロピルベタイン

また洗浄成分ではないですが、炭やクレイ、酵素なども毛穴の中の皮脂や汚れを吸着、除去してくれる、ニキビ肌におすすめの成分です。

保湿成分

大人ニキビをケアする際は保湿も大切なポイントです。

そのため、洗顔料を選ぶ際も、保湿成分が豊富に配合されたものを選びましょう。

洗顔料に配合されている主な保湿成分は以下のとおりです。

  • セラミド
  • ヒアルロン酸
  • グリセリン
  • コラーゲン
  • シアバター

他にも洗顔料に配合される保湿成分には、ホホバオイルやオリーブ果実油など天然由来成分もあります。

なお大人ニキビ肌には加水分解コラーゲンや加水分解シルクなど、成分を細分化させて浸透力を高めたものもおすすめです。

皮脂の落としすぎはニキビ肌を悪化させる可能性も

ニキビ肌を改善するには肌を清潔に保つことが大切です。

ただ洗いすぎは肌に必要な皮脂まで落としてしまい、肌バランスがくずれてニキビが悪化する恐れも。

大人ニキビの改善には乾燥を防ぎながら、余分な皮脂を落とすのがポイントです。

ただ水洗顔では余分な皮脂が肌に残り、酸化皮脂となって肌や毛穴を覆い肌トラブルの原因となる可能性があります。

朝晩ともに洗顔時には肌に優しい洗浄成分や保湿成分が配合された洗顔料を使用し、日中や寝ている間の皮脂を洗い流しましょう。

大人ニキビにおすすめ!肌に優しく保湿効果の高い洗顔料とクレンジング

皮脂汚れや毛穴汚れを吸着してオフしてくれる「クレイ」を配合したクレージュの洗顔料とクレンジング。

保湿効果も多く配合しており、乾燥を伴う大人ニキビの洗顔もおすすめです。

今回はとくにおすすめのものを4つ紹介します。

角栓や皮脂が目立つニキビ肌に『クレージュ ポアクレイウォッシュ』

クレージュのポアクレイウォッシュは、角栓や皮脂によるテカリに悩んでいる人におすすめの洗顔料です。

クレイのほか、炭や酵素を配合しており、大人ニキビの原因となる皮脂汚れや毛穴汚れ、角栓などを吸着・除去します。

3種類のビタミンCと保湿成分であるセラミドやコラーゲン、米ぬかを配合。肌に潤いを与えながら洗顔するので、ツッパリ感の少ないすべすべ肌に仕上げられます。

毛穴汚れや皮脂テカのケアはしたいけど、潤いもキープしたい人におすすめです。

\毛穴汚れをしっかり吸着!/

かさつきを感じる大人ニキビ肌に『クレージュ ブライトウォッシュ』

クレージュのブライトウォッシュは、ニキビもかさつきも気になる乾燥肌さんにおすすめの洗顔料です。

バリア機能を修復し、乾燥や肌荒れを防ぐ働きをするとされるセラミドを3種類(セラミドNP、セラミドEOP、セラミドAP)配合。

さらに過剰な皮脂分泌の抑制が期待できるとされるアゼライン酸や、透明肌へと導いてくれるグルタチオンやコメ発酵液などを配合し、透き通るようなしっとり肌へと仕上げます。

\余分な皮脂を抑えつつしっとり肌が目指せる/

「クレイ×お酢×酵素」3つのパワーでクリアな肌に『クレージュ クリアウォッシュ』

クレージュのクリアウォッシュはスクラブなしでニキビの元となる、角質ケアや毛穴ケアをしたい人におすすめの洗顔料です。

火山灰由来のベントナイトと火山岩を加工してできたホノライトなど、ミネラル豊富なクレイを2種類配合。

さらにお酢や毛穴汚れを吸着するとされるパパイン酵素も配合しており、さっぱりとした洗いあがりを実感できます。

セラミドやコラーゲンなどの保湿成分も配合しているため、さっぱりした洗いあがりなのにツッパリ感の少ない洗顔料です。

\インナードライな肌にもおすすめ!/

保湿成分を豊富に配合『クレージュ クレンジングバームモイストN』

肌悩みや仕上がり別に4種類展開する、クレージュのクレンジングバームはクレンジングだけでなく、洗顔、保湿美容パックなど、1つで6つの機能をもつ多機能スキンケアアイテムです。

なかでもモイストNは、しっとりとした仕上がりが好みの人におすすめです。

ビタミンC誘導体やコラーゲン、ヒアルロン酸のほか、3種のセラミド、シアバター、アルガンオイルなど保湿成分を豊富に配合。

保湿しながらクレイの吸着効果で、メイク汚れや皮脂汚れを落とします。

\1つで6役もこなす優秀クレンジング!/

ニキビを早く綺麗に治すには?

出来てしまったニキビを早く綺麗に治すには、以下の3つを守りましょう。

  • 触らない
  • 保湿する
  • 炎症がひどくなる前に皮膚科に行く

触らない

ニキビに触るのは厳禁です。

触ると手の雑菌が入るなど、ニキビの炎症が悪化してしまう恐れがあります。

顔など見える箇所にできてしまうと気になりますが、早く綺麗に治すには「触らない」を徹底しましょう。

保湿する

ニキビは肌の潤いは正常なターンオーバーには欠かせません。

とくに大人ニキビのように乾燥している場合は、小まめな保湿を心がけましょう。

保湿する際にはニキビに刺激とならないよう、ニキビの部分は指の腹を使い、上から優しく乗せるように保湿剤を塗ってください。

擦ったり強く押したりしないようにしましょう。

炎症がひどくなる前に皮膚科に行く

ニキビは尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれる皮膚の慢性炎症性疾患に位置付けられており、皮膚の病気のひとつともいえます。

赤ニキビや膿疱のように炎症が起きてしまうとニキビ跡になるリスクがあるため、早めのケアが大切です。

もちろん潰すのもNG。

ひどくなる前に皮膚科に行くことで早く綺麗に治る可能性が高まります。

大人ニキビの改善にはライフスタイルの見直しも大切

冒頭でも解説したように、大人ニキビは睡眠不足やストレス、食事の乱れなどライフスタイルが影響している可能性が高いです。

学生から社会人になり慣れない仕事や人間関係からストレスが溜まり、そのストレスを発散するために夜遅くまで飲んだり、遊んだりすることで、睡眠不足や食事バランスの乱れが生じます。

結果として大人ニキビなど、肌トラブルの要因となるのです。

社会で働く以上ストレスゼロとはいきませんが、大人ニキビのケアを真剣に考えるならストレスケアも含め、ライフスタイルの見直しをおすすめします。

大人ニキビの洗顔は保湿しながら汚れを落とすのがポイント

大人ニキビは思春期ニキビと異なり、乾燥を伴っている人も少なくありません。

そのため大人ニキビがある人は、洗顔時に皮脂を落としすぎないのがポイントです。

保湿成分や洗浄力の優しい成分が配合された洗顔料を選び、夜だけでなく朝も洗顔料を使って寝ている間の皮脂や毛穴汚れを落としましょう。

合わせてライフスタイルを見直し、大人ニキビのない綺麗な肌を目指しましょう。

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