2024.10.16

首のシワは改善できる?老け見えの原因になる首元のケアについて徹底解説

老け見えの原因になると言われる「首のシワ」

顔のスキンケアは丁寧に行っていても、首のケアは適当になってしまっているという人も多いのではないでしょうか?

首のシワは一度できてしまうと完全に消すのは難しいと言われています。そのため深いシワになってしまう前の予防が大切です。

今回の記事では首のシワの改善方法のほか、原因や予防についても解説しています。若々しい首もとをキープするのにお役に立てると幸いです。

首のシワができる原因

首のシワができる原因は主に3つです。

原因によって取るべき対策が異なるため、まずは自分の首のシワの原因を知るところから始めてみましょう。

紫外線

紫外線は肌の土台となる真皮層にダメージを与え、シワの原因となります。

紫外線の中でもUV‐Aは波長が長く、肌の奥深く「真皮層」まで到達し、肌の土台の役割を担うエラスチンやコラーゲンにダメージを与えます。

肌の支えが弱くなるため、皮膚表面にたるみが生じ、シワが目立つようになるのです。

エラスチンやコラーゲンの生成は年齢と共に減少するため、生成量が減る30代頃から紫外線ダメージによる首のシワが現れてきます。

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加齢

加齢による筋肉と皮膚組織の変化も首のシワの原因のひとつです。

下あごから胸の上部にかけて広がる「広頚筋(こうけいきん)」は加齢とともに緩んでしまうため、縦に深いシワが入ります。

またエラスチンやコラーゲンの生成が年齢とともに減少することも、首のシワを目立たせる原因に。

エラスチンの生成は25歳をピークに減少、またコラーゲン量は50代では20代の約7割、60代では約5割にまで減少すると言われています。

姿勢

姿勢の悪さは首のシワの原因になります。

猫背やうつむいた状態になると首にシワが入ります。スマホやパソコンを触る際、うつむいた状態になる人が多いです。

その時間が長時間におよぶと首に入ったシワは形状記憶され、首を戻してもくっきりと刻まれた状態になってしまうのです。

また高すぎる枕も首にシワが入った状態になるため、注意が必要です。

乾燥

顔のスキンケアを怠ると乾燥しシワが目立つように、首の乾燥もシワの原因になります。

とくに首には皮脂を分泌する皮脂腺が少なく、乾燥しやすい箇所です。さらに首の皮膚は顔など他の部分より薄くシワが入りやすいと言われています。

また汗をかいた状態で放置することも乾燥や肌トラブルの原因になるので、汗をかきやすい夏も乾燥ケアを怠らないようにしましょう。

筋力低下

首のシワは首周りにある、広頚筋(こうけいきん)や胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という2つの筋肉の緩みが関係しています。

広頚筋はフェイスラインや首の皮膚を支える役割を担っています。胸鎖乳突筋は耳のあたりから喉下にかけてある筋肉です。

しかし加齢や悪い姿勢が続き2つの筋力が衰えると、フェイスラインから首にかけてたるみが生じ、シワが目立つようになります。

首のシワ改善におすすめの方法

首のシワ改善には保湿と筋肉のケアが鍵となります。

スキンケア

首のシワにはスキンケアが欠かせません。

初期のシワに有効なのが保湿です。乾燥した肌は活力を失い、ターンオーバーも低下します。角質層をしっかり潤いで満たしてあげると、代謝がアップし、シワ改善効果も期待できます。

くっきりと入ってしまったシワのケアには、厚生労働省がシワ改善に効果があると認めた「レチノール」成分配合のスキンケアを取り入れていきましょう。

ただし深いシワが改善されるには期間を要します。肌のターンオーバーは正常な状態でも4週間から6週間かかると言われています。

シワに関わる真皮層や活力を失った肌の改善には、さらに長い期間を要することも。この後解説する予防と合わせて、根気強くケアを行いましょう。

参考資料:薬事・食品衛生審議会 化粧品・医薬部外品部会 議事録

ストレッチ

ストレッチは首のシワ改善の効果が期待できます。

首前側にある胸鎖乳突筋や広頚筋はもちろん、首から肩、肩甲骨の間にかけてある僧帽筋という筋肉のケアも大切です。

筋肉は伸びたり縮んだりして、体を支えています。前と後ろの筋肉には相互関係があり、首の前側にある筋肉だけをストレッチで緩めても、後ろの僧帽筋が凝ったままでは首が前に倒れやすいままなのです。

肩コリや首コリに良いとされるストレッチを毎日の習慣にしていきましょう。

なお、ストレッチは無理して行うと筋肉を痛めてしまいます。イタ気持ちいい程度で行うのがポイントです。

マッサージ

首回りのケアにはリンパの流れと首回りのコリ、皮膚のハリを改善していくのがポイントです。マッサージはリンパの流れを良くし、コリを緩める効果が期待できます。

ただ首の皮膚は薄くとてもデリケートなため、やり過ぎや強い摩擦はかえってシワを悪化させてしまうことも。マッサージはオイルやクリームを塗るなど、すべりを良くした状態で優しく行いましょう。

顔の皮膚や表情筋のケアを一緒に行うことで、若々しさもアップします。首やデコルテまでまとめてケアしたい人には「チャームリフト」がおすすめです。

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首のシワ改善ケアで注意すべきこと

首の皮膚はとてもデリケートです。スキンケアやマッサージを取り入れる際には「摩擦」や「刺激」に注意しましょう。

首は体の一部と捉えられがちですが、顔の延長と考えるべきです。

美容に興味がある人なら当たり前の認識かもしれませんが、顔のスキンケアやマッサージをする際にゴシゴシと強い力はNGです。首のケアも同じく、優しく行うことをおすすめします。

またシワに効果があると言われるレチノールは濃度が高くなると、赤みや腫れなど皮膚トラブルが起きることも。

刺激の強い成分は低濃度のものや少ない頻度から始め、徐々に慣らしていくのが良いでしょう。

すぐできる!首のシワ予防に大切な4つの心がけ

首のシワは一度できてしまうと完全になくすのは難しいと言われています。そのため、深いシワになる前の予防が大切です。

小まめなストレッチ

デスクワークやスマホを見ていると時間はあっという間にたってしまいます。長時間のパソコンやスマホは首コリや肩コリ、ひいては首のシワの原因に。

適宜休憩時間を設けて、首が固まる前に小まめにストレッチをしましょう。

また首が前に出たり、倒れたりしない、綺麗な姿勢を保つように心がけるのも大切です。スタンドなどを活用し、目線が落ちない位置に画面がくる工夫もしていきましょう。

枕の見直し

高さのある枕を使っている人は枕の見直しをしましょう。

寝やすい高さは人それぞれですが、首にシワが入った状態は首にとってもよくありません。

横向きに寝たときに低く感じるのが理由であれば、真ん中は低く凹みがあり、左右に高さのあるタイプの枕をおすすめします。

最初は低いと感じても、首が正常な位置に戻れば違和感がなくなります。すぐに枕の買い替えが難しければ、タオルでも代用可能です。

スキンケアはデコルテまで!

エステでは首やデコルテをまとめてシンデレラゾーンと呼び、顔からデコルテまでのケアを重要視します。

印象を大きく変える首(デコルテも)は顔と同じという意識をもち、毎日スキンケアをおこないましょう。

芸能人の中にはアイクリームを首全体に塗る人もいるほど、美意識の高い人は首のケアを怠りません。

皮膚が薄く皮脂腺も少ない首は、丁寧なスキンケアをおすすめします。

秋冬もUVケア

夏ほどではないですが、秋冬も紫外線は降り注いでいます。首はメイクをする顔と違って無防備になるため、秋冬もUVケアを忘れないようにしましょう。

なお、UVクリームは汗をかくと落ちたり、よれたりしてしまうため、汗をかいた際は小まめにUVクリームを塗り直すのを忘れずに。

首元のケアにおすすめ!「ブリオス ネックケアリフト」

クレージュ」や「プリュスオー」などのブランドを展開している会社から、首のケアに特化したネックケアリフトが発売されます。

先に紹介したチャームリフトの進化版で、首のシワが気になる人にとくにおすすめのアイテムです。

実際に使ってみたので、画像付きで解説します。

ちなみに従来品のチャームリフトはコロンとした丸みと薄型が特徴的です。

一方で、ネックケアリフトは程よいカーブと1~1.5cmほどの幅、そして長い持ち手部分が特徴です。

フェイスラインにぴったりフィットし、たるんだラインをしっかりキャッチします。

エラの部分にもぴったりフィット。リンパの詰まりで顔のむくみが気になる人も嬉しいポイントですね。

カーブはそれほどきつくないので鎖骨部分にもフィットします。振動や温感モードの温かさもしっかり感じられました。

なお摩擦から肌を守るため、化粧水やクリームをつけてから使用してください。ちょっとこってり感のあるクリームのほうが滑りやすく感じました。

電源ボタンを長押しすると電源が入ります。Mのボタンでモードを3つから選びます。モードは温感(HOT)LED、EMSの3つから選択可能です。レベル1〜5の5段階あり、電源ボタンで切り替えます。初めてご使用される際は、ギアレベル1からお使いいただき、お好みで徐々に調節してください。

表側のシルバー部分に手を添えます。

シルバー部分に手を添えたまま、カーブのついた金属部分を肌に当てると作動します。

ネックケアリフトは持ち手部分に長さと丸みがあるため、持ちやすく、大きな手にも小さな手にもぴったりフィットします。

2時間のフル充電で約70分使用可能なので、顔、首、デコルテ、ふくらはぎとあらゆる箇所をしても電池切れを起こしません。さらに65gと軽量なので続けて使っても、手も疲れにくいです。

1回の使用は5分以内、1日の使用時間は合計で10分以内にしてください。
※長時間の連続使用は、必要以上の刺激となり逆効果やけがの原因になります。

なお、ネックケアリフトには防水機能がないため、湿気の多い場所やバスルームでの使用はできません。

金属アレルギーの人、顔面にシリコンやプラスチックの埋め込みなどの美容整形を受けている人、ペースメーカーを使用している人は使用できません。

その他、使用にあたっての注意点を事前にチェックしてから購入、使用をしてください。

【まとめ】首のシワの改善は原因に合わせた対策を!

首のシワは一度深くなってしまうと、完全に消すのは難しいと言われています。ただシワの原因を知り、原因に合わせた対策やケアを行えば改善は可能です。

首周りの小まめなストレッチや保湿、紫外線ケアなど、日々の予防ケアも忘れずに行いましょう。

ハンドケアで行うより簡単で疲れにくい、美顔器も首のシワ対策に取り入れてみてください。

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