2025.2.18
洗濯しても徐々に黄ばんでいくショーツ。せっかく可愛い下着を買っても、汚れるのが嫌で普段使いを躊躇してはいないでしょうか?
今回は、ショーツに汚れを蓄積させないお手入れ方法と、汚れの蓄積からお気に入りのショーツを守る方法を解説します。
ショーツのお手入れで悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
こちらの記事もおすすめ
おしゃれ着の洗い方とは?洗濯機は使っても大丈夫?洗濯表示タグの見方についても解説 – betop media
Contents
ショーツの汚れの主な原因は下記の4つです。
汚れの原因によっては、臭いや細菌の発生につながる可能性もあります。次の項で解説する正しいお手入れを取り入れつつ、ショーツは定期的に買い替えるようにしましょう。
おりものとは、子宮内膜や子宮頸管などの分泌物です。細菌が膣を通して身体に入るのを防いだり、膣内を綺麗に保ったりする役割を担っています。
皮脂と同様のタンパク汚れなので、落ちにくく、放置すると黄ばみやすいのが特徴です。主に下記の期間に分泌されます。
特に、排卵期には通常より分泌量が増えるといわれています。ショーツの汚れがひどくなる可能性が高いため、汚れから守る対策を行いましょう。
汗や尿もショーツの汚れの原因のひとつですが、皮脂やおりもののタンパク汚れに比べると比較的落ちやすい汚れです。
とはいえ、放置するとショーツの繊維に汚れが入りこみ、落ちにくくなることも。
また、尿の色は薄い黄色から茶褐色が正常とされていますが、摂取したものや薬、サプリメントなどの影響で変わることもあります。
また水分摂取が少ない場合なども、色が濃くなる傾向です。落ちやすい汚れではあるものの放置していると、黄ばみ汚れにつながるので注意しましょう。
わきがの元と言われるアポクリン腺はデリケートゾーンにも多く、ショーツの黄ばみ汚れの原因となります。
アポクリン腺から出る汗は、乳白色からやや黄味がかった色をしています。タンパク質や脂質などの成分を含んでいるため、落ちにくいタイプの汚れです。
黄ばみ汚れが強い場合、わきがのような臭い(すそわきが)がデリケートゾーンから発生するなど、臭いの問題にもつながる可能性があります。
生理の経血による汚れは、ショーツの黄ばみ汚れにつながります。血液の約半分を構成する血しょうは、水分とタンパク質を主成分とする個体成分でできています。
タンパク質は時間が経過すると凝固し落ちにくくなるため、タンパク質を多く含む経血の汚れはとくに落ちにくい汚れなのです。
生理期間は過ぎたのにダラダラと続く出血で、ショーツが汚れてしまった経験がある人は少なくありません。
そんなスッキリしない生理終わりの不快感と、ショーツ汚れの不安を解消したい人におすすめのアイテムが、「ムーンパンツ」です。
ショーツ自体が経血を吸収できるため、汚れを気にせず使用できます。見た目も可愛く、ゴワゴワ感もないので、生理終わりの期間を快適に過ごせますよ。
ショーツに汚れを蓄積させないポイントは、「すぐ洗う」「ぬるま湯でつけ置き」「手洗い」の3つです。
汚れは、時間が経過すると繊維と結合し落ちづらくなるため、ショーツは履いた日に洗うのが基本です。
また、「汚れの原因」の項でも解説しましたが、血液などタンパク質による汚れは、時間が経つと凝固する性質があるのも理由のひとつです。
汚れの種類に関係なく、黄ばみ汚れを蓄積させないためには「ショーツは履いた日に洗う」を鉄則とし、お風呂に入ったときに洗うなどルーティンにしてすぐに洗いましょう。
ショーツの汚れは、ぬるま湯でつけ置きするのもおすすめです。
洗剤を溶かしたぬるま湯につけ置きすると、洗剤成分が活性化するため、繊維に入り込んだ汚れが落ちやすくなる効果が期待できます。
また、つけ置き洗いは擦り洗いに比べて、ショーツへのダメージを最小限に抑えられるメリットもあります。
つけ置きする際は、30〜40℃のお湯に30~60分を目安に行いましょう。※製品や汚れによって異なる
高温のお湯で洗ってしまうと、タンパク汚れをかえって凝固させてしまう可能性があるので注意が必要です。
とくに、血液の汚れを落とす場合はぬるめ(30℃以下)でつけ置きすることをおすすめします。
ショーツの汚れには、タンパク汚れ分解成分が配合された下着用洗剤がおすすめです。
クレージュのランジェリーウォッシュは、人体から出るタンパク汚れや血液の汚れを分解する成分「酵素」と「クレイ」を配合。
一般的な弱アルカリ性ではなく、衣類へのダメージが少ない弱酸性を採用し、デリケートなレースや素材を優しく洗い上げます。
さらにカキタンニンによる消臭効果や、グレープフルーツフルーツ種子エキスによる抗菌・除菌効果も期待できます。
つけ置きしても落ちない汚れには、手洗いがおすすめです。
洗濯機の使用が可能なショーツもありますが、ショーツの汚れのように部分的に汚れが目立つ場合は手洗いのほうが綺麗に落とせます。
ショーツの黄ばみは、少しずつ蓄積していく汚れが原因となることも。毎回手洗いで綺麗に落とすことで、蓄積する黄ばみ汚れからショーツを守ります。
手洗いを習慣にするまでは少し面倒ですが、手洗いに変えるだけでお気に入りの下着を綺麗なまま、長く使用できます。ぜひチャレンジしてみてください。
蓄積してしまった黄ばみ汚れも、綺麗にできる可能性があります。
おすすめは酸素系漂白剤です。尿や血液による汚れ落としにも向いている洗剤で、下記3つのタイプがあります。
ぬるま湯に、液体タイプもしくは粉末タイプの酸素系漂白剤を溶かし、30分ほどつけ置きします。泡スプレータイプは、汚れ部分に直接スプレーしてください。
指定時間が経ったらすすぎ、まだ汚れが気になる場合は手洗いをしてみましょう。
なお、洗濯タグに下記のマークがある場合は漂白剤の使用ができません。使用前に洗濯タグを必ずチェックしましょう。
日々の暮らしの中でちょっと意識することで、ショーツの汚れを防止・軽減できます。
それぞれ注意点も含めて詳しく解説します。
トイレのあとにウォシュレットを使うことで、ショーツに尿やおりものが付着するのを防げます。
使用後は蒸れからデリケートゾーンを守るため、残った水分を優しく拭き取ってからショーツを履きましょう。
デリケートゾーン専用のウェットティッシュも、ショーツの汚れを防ぐのに有効です。おりものが多いときや、生理終わりの不快感をすっきりさせる効果も期待できます。
ただし、強い摩擦はデリケートゾーンに負担となるため、優しく拭き取りましょう。多くの製品がそのままトイレに流せるので、後処理にも困りません。
ショーツ汚れの防止には、おりものシートを使うのも良いでしょう。蒸れてかぶれや臭いの原因になるともいわれていますが、昨今では通気性の良い製品も多くあります。
ただ、同じものを長時間使用しているとかぶれや臭いの発生につながるため、トイレに行くタイミングなどでこまめに変えるようにしましょう。
それでもやはり蒸れが気になる人には、布製の吸水パッド「ムーンパッド」がおすすめです。
入浴時は、シャワーでデリケートゾーンを綺麗に洗いましょう。常に綺麗な状態を保つことで、ショーツにも汚れが付着しにくくなります。
ただし、ボディソープや石鹸は洗浄力が強すぎるのでおすすめしません。シャワーのみか、デリケートゾーン専用のソープを使用しましょう。
irohaのデリケートゾーン専用ソープは、洗浄力の優しい弱酸性を採用。さらに、くすみや乾燥をケアできる美容保湿成分も配合しています。
ショーツの汚れは毎日手洗いし、蓄積させないのがポイントです。
汚れは時間が経つにつれ繊維に入り込み、落ちにくくなります。毎日履き替えるタイミングですぐに洗うようにしましょう。
またタンパク汚れや経穴汚れを綺麗に落とす(※)、下着専用洗剤の使用もおすすめです。下着に優しい弱酸性(※)で、お気に入りの下着を洗濯によるダメージから守れます。
※製品により異なる
\編集部おすすめの下着専用洗剤!/