2025.1.17
お気に入りの服はできるだけ長く着たいですよね。服が傷む原因のひとつが間違った洗濯の仕方です。
今回はおしゃれ着を洗濯によるダメージから守るための、正しい洗い方について解説します。
洗濯表示タグの見方やおしゃれ着の干し方も紹介しています。おしゃれ着やお気に入りの服を長持ちさせたいと思っている人はぜひ参考にしてください。
Contents
おしゃれ着を洗う際には、おしゃれ着専用の洗剤を使いましょう。
またおしゃれ着と言っても製品ごとに推奨している洗い方や注意点が異なります。洗濯前に洗濯表示の確認を怠らないようにしましょう。
おしゃれ着を洗う際には縮みや色あせダメージを最小限に抑えるため、おしゃれ着専用の洗剤を使用しましょう。
通常の洗濯洗剤は弱アルカリ性で、タンパク質分解酵素が配合されています。皮脂汚れなどの汚れ落ちは良いですが、動物質繊維であるシルクやウールにダメージを与える可能性があります。
一方、おしゃれ着専用の洗剤はシルクやウールに優しい中性タイプで、縮みや色あせのもととなるタンパク質分解酵素や蛍光剤を配合していません。
デリケートなおしゃれ着の洗濯には洗濯ダメージの少ない、おしゃれ着専用の洗剤がおすすめです。
クレージュのランジェリーウォッシュは界面活性剤では分解できないタンパク質や血液の汚れの分解に強い、酵素やクレイを配合しています。
弱酸性の優しい洗浄力で、レースやシルクなどデリケートな素材を使用した下着への負担を軽減します。
さらにグレープフルーツ種子エキスやカキタンニンを配合しているため、気になる除菌や抗菌、消臭効果も期待できる下着専用洗剤です。
洗剤選びと同時に気を付けたいのが、洗濯表示の確認です。
おしゃれ着の洗濯はお湯の温度や洗い方、洗濯後の取扱い方法など、推奨される洗い方が素材によって異なります。服の内側や襟元についている洗濯表示を見れば、正しい洗い方や干し方がわかります。
おしゃれ着を洗う際に知っておきたい、代表的な3つの洗濯表示について解説します。
水が入った桶に手を入れたマークは、水洗いできるが手洗いを推奨するものです。
おしゃれ着のなかでも非常にデリケートな素材であるため、洗濯機ではなく手洗いでの洗濯が好ましいとされます。
水が入った桶の下に一本線、30と書いてあるマークは、通常の洗濯より優しい洗濯を推奨しており、お湯の温度は30℃を限度とすることを示しています。洗濯機の標準で洗濯可能ですが製品によって異なるため、洗濯機の説明書も確認しましょう。
水が入った桶の下に二本線、40と書いてあるマークは、一本線のものよりさらに優しい洗濯を推奨しています。
お湯の温度は40℃までに留め、熱いお湯での洗濯は避けましょう。洗濯機での洗濯は可能ですが、洗濯機の弱コースなどと使い、ダメージの少ない洗濯を心がけてください。
詳しくは経済産業省の洗濯表示マーク(令和6年8月改正)を確認してください。
洗濯表示マークには水の入った桶にバツが入ったものがあります。こちらは水洗いすると型崩れや縮み、装飾物の傷みなどの原因になる恐れがあるため、水洗いはできないことを示しています。
水洗い不可の素材はクリーニング店にドライクリーニングをお願いしましょう。水を使わないため、型崩れや縮みを最小限に抑えることができます。
ドライクリーニングは油を原料とする有機溶剤を使った洗濯方法で、クリーニング師の資格とドライクリーニング専用の機械が必要です。自宅ではできません。
なお、丸にバツが重ねられた洗濯表示マークはドライクリーニング不可を示すものです。汚れた部分を硬く絞ったタオルなどで優しくオフするか、陰干しなどでお手入れをしましょう。
おしゃれ着を長持ちさせるには、おしゃれ着専用の洗剤で手洗いをしましょう。手洗い推奨のものだけでなく、洗濯機使用可能となっているものも手洗いすることで痛みや劣化を軽減できます。
汚れが落ちないからと擦ったり、長くつけ置きしたりするのは素材を傷める可能性があるため、注意が必要です。
汚れは時間が経つほどに落ちにくくなるため、おしゃれ着に汚れを見つけたらなるべく早く上記の方法で落としましょう。
洗濯機でおしゃれ着は標準コースではなく、ドライコースやソフトコース(※)で洗濯しましょう。また摩擦や絡まりを避けるため、洗濯ネットの使用も必須です。
手洗い推奨(桶に手のマークのもの)の素材は洗濯中の摩擦などにより、縮みやヨレが生じるため洗濯機はおすすめしません。手洗いが面倒な人や苦手な人は洗濯機が使用できるおしゃれ着を購入しましょう。
※洗濯機によって表示コース名は異なる
おしゃれ着の洗濯は干し方にも注意が必要です。せっかく丁寧に洗っても干し方を間違うと伸びやヨレが生じる可能性があります。
干し方にはハンガーにかけて干す「つり干し」と、台の上に広げて干す「平干し」があります。つり干しを推奨する洗濯表示は正方形に縦1本線、平干しは正方形に横一本線です。
さらに陰干しを推奨する素材には正方形の左上の部分に、斜め線が引かれています。
洗濯表示を確認し、正しい干し方で干しましょう。
おしゃれ着の洗濯に柔軟剤の使用は可能です。漂白剤の使用に関しては洗濯表示を確認しましょう。
三角のマークが漂白に関する表示です。洗濯表示に三角マークがあれば漂白可能ですが、その三角にバツを重ねたマークであれば漂白はできません。斜め線が入ったマークは酸素系は使用可能ですが、塩素系は不可を示しています。
なお、おしゃれ着専用洗剤には柔軟剤は配合されていませんが、なめらかになる成分は配合されていることが多いです。よりふんわりと仕上げたい人や静電気を防止したい人などは、柔軟剤と併用すると良いでしょう。
おしゃれ着を普通に洗濯して縮んでしまった際には、下記2つのアイテムで元に戻せるかもしれません。
通常の洗濯では水流が強く、ウールなどのデリケートな繊維は縮むことがあります。その場合にはスチームが有効です。端を洗濯ばさみなどで台に固定し、縮んだ部分を縦横に伸ばしながらスチームを当てます。※アイロンは生地にあてないように注意
またニットが縮んでしまったときには、シリコン入りの髪用トリートメント剤がおすすめです。
シリコンには毛髪をコーティングして絡まりを取り、摩擦を軽減する働きがあります。ニットが縮んだ状態というのは、髪が絡んだ状態と似ています。ニット素材のウール繊維をシリコンでコーティングすることで、絡まった繊維がほぐれて元通りになるというわけです。
【トリートメントで縮んだニットを戻す方法】
40℃程度のお湯にシリコン入りのトリートメントを溶かし、ニットを浸してしっかり浸透させます。軽く絞ったらすぐに伸ばして形を整えます。
ただし素材によっては効果があまり感じられないものや、かえって状態が悪化したように感じてしまう可能性もあるので、注意して試してください。
黄ばみや虫食いから衣類を守るため、衣替えなどで長期間保管する前にはもう一度洗濯をするようにしましょう。
見た目に汚れが見えなくても繊維の奥に汗や皮脂の汚れが残っていると、長期間保管している間に黄ばみが出てしまう可能性があります。
衣替え前の洗濯は衣類を食べる害虫やその卵の駆除にもつながるため、長期保管中の虫食いから衣類を守ることができます。
さらに害虫は産卵から2週間程度で孵化(ふか)するため、産卵期であるGW前後より早くに衣替えを終えてしまうことで、害虫被害から守れる可能性が高くなります。防虫剤の使用もおすすめです。
おしゃれ着の洗濯は素材にあった洗い方と使う洗剤がポイントです。
おしゃれ着に使われているウールやシルクなどは綿や化学繊維に比べると、デリケートで縮みなどが生じやすい素材です。
洗濯によるダメージを軽減するため、中性でタンパク分解酵素や蛍光剤不使用のおしゃれ着専用の洗剤を使用し、手洗いもしくは洗濯機の弱モードで洗濯しましょう。
なお、おしゃれ着でも服の素材によって、推奨される洗い方は異なります。洗濯の際には必ず洗濯表示を確認しましょう。
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