2024.5.17
髪にとって熱や摩擦はダメージの大きな原因のひとつです。
せっかくお風呂でトリートメントケアしても、ドライヤーでダメージを与えてしまってはその効果も半減してしまう可能性も。
今回はドライヤー前に使う「洗い流さないトリートメント」について深掘りしつつ、今注目の成分とその成分を配合したおすすめ商品も紹介します。
パサつきや広がりなど髪の悩みがある人はぜひ参考にしてみてください。
Contents
ドライヤー前につける洗い流さないトリートメントは髪表面をコーティングし、ドライヤーの熱から髪を守ったり、仕上がりの指通りやまとまりを良くしたりするのが主な目的です。
インバストリートメントで入れた、保湿成分などが流れ出るのを防ぐ効果も期待できます。
洗い流さないトリートメントは、インバストリートメントのように毛髪内部を補修するのではなく、髪表面への働きかけるものが多い傾向です。
しかし最近では髪内部へのアプローチも期待できるものも増えてきており、アウトバスでのヘアケアの幅が広がってきています。
洗い流さないトリートメントにはさまざまな形状やテクスチャーのものがあり、好みや髪質によって選べます。代表的なものを3タイプ紹介します。
ミルクやオイルタイプと比べると水分量が多めです。髪にボリュームが出にくい人や乾燥しやすい髪、ベタつきが苦手な人に向いています。
ミストタイプはほぼ水分のため、保湿の持続力が短めなのが難点です。毛先などダメージを強く受けている箇所や乾燥が目立つ箇所は、オイルを重ね付けするのも良いでしょう。
ミルクタイプの洗い流さないトリートメントは、ミストタイプとオイルタイプの良いとこどりができるトリートメントです。
オイルより軽く、しかしミストよりしっかりと髪の毛をコーティングし、髪を熱ダメージや乾燥から守ります。
同じミルクタイプでもサラサラ系やこってり系など製品によって異なります。
ドライヤー前に使う洗い流さないトリートメントで一番コーティング力が強いのが、オイルタイプです。
「オイル=重めの仕上がり・ベタつく」といった印象をもたれがちですが、原料によってかなりテクスチャーが異なります。
重いのが苦手な人にはグレープシードオイルのように軽いもの、しっかりと髪を保護したい人にはツバキオイルのように重めのものが良いでしょう。
また体温で溶けるバームなども、オイルに近い仕上がりを実感できるのでおすすめです。
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ドライヤー前に使用する洗い流さないトリートメントを選ぶ際の、4つのポイントを解説します。
洗い流さないトリートメントを選ぶ際に気を付けたいのが、髪質との相性です。猫っ毛やボリュームを出したい人はミストやミルクタイプがおすすめです。
逆に、パサつき広がる髪や乾燥しやすい髪の人はしっかりコーティングして、ボリュームを押さえてくれるオイルタイプが向いています。
洗い流さないトリートメントにはスタイリング剤を併用できるものもあり、仕上がり感も重要です。
またボリュームを抑えたいのか、残したいのかなどでも選ぶアイテムは異なります。
ドライヤー前で乾かしたあとにヘアアイロンを使う際には、セットの邪魔をしないものを選ぶようにしましょう。
癒しにもつながる香りは、トリートメントにおいても外せないポイントではないでしょうか?
ドライヤー前に使う洗い流さないトリートメントは、ドライヤーの熱で香りも広がりやすいです。好きな香りで選ぶのも良いですが、シャンプーから同じラインで揃えると整った香りを感じられます。
洗い流さないトリートメントにはドライヤーの熱から髪を守る成分のほか、美髪を作るサポートをしてくれる美容保湿成分も配合されています。
ほかにもオーガニックやヴィーガンにこだわったもの、UV成分が入ったものなどもあり、髪質だけでなく使うシーンに合わせて選ぶことができます。
また最近では熱を加えることで、髪内部へ成分を浸透させるというものも開発されています。
さまざまあるヘアケア成分の中でも今美容業界で注目されているのが「エルカラクトン」というもので、ナタネ種子から得られる植物由来の美容成分です。
製品の配合成分としてはγ-ドコサラクトンと表記されます。(※γ=ガンマ)
美容業界でも話題になっている理由というのが熱から髪を守るだけでなく、熱を味方に変えるという画期的な点です。
今までドライヤー前につける洗い流さないトリートメントというのは、髪表面をコーティングし髪をドライヤーの熱や乾燥から守るのが目的でした。
しかしエルカラクトン(γ‐ドコサラクトン)は熱を与えることで効果を発揮する成分で、ダメージを受けた部分に浸透し修復補修してくれます。
さらにハリコシ不足など、加齢によるさまざまな髪の悩みの改善にも有効です。
γ-ドコサラクトンは総称してラクトン誘導体と呼ばれます。同じラクトン誘導体であるメドウフォーム‐δ‐ラクトンも同様の効果が期待できます。
美髪に欠かせない今注目の成分「γ‐ドコサラクトン」や「メドウフォーム‐δ‐ラクトン」が配合されているアイテムを紹介します。(※δ=デルタ)
ドライヤー前に使う、洗い流さないトリートメントを2つ紹介します。どちらにもγ‐ドコサラクトンとメドウフォーム‐δ‐ラクトンを配合しています。
まとまりにくいパサつき髪を、毛先までするんと指通りの良い状態へと仕上げてくれるヘアオイルです。うねりやごわつきが気になる髪にも向いています。
オイルなのにサラサラ髪に仕上がるため、オイル特有のベタつきが苦手な人にもおすすめです。
またエモリエントオイル配合により、日常的な乾燥からも髪を守ってくれます。
γ‐ドコサラクトン配合なのでドライヤー前に使うことをおすすめしますが、ドライヤー後にも使うことでさらに仕上がり感を良くします。
香りはシャンプーと同じ「ホワイトフローラル&ペアー」を採用。ふんわりと上品な香りが男女ともに人気で、ライン使いしたい人にも好評です。
メルティバームもメロウオイルと同じく、アウトバスで使う洗い流さないトリートメントです。
ドライヤーやアイロン前につけることで熱を利用して、毛髪に浸透しパサつく髪をまとまり髪へ仕上げます。
サラサラ髪を演出するメロウオイルとは異なり、しっとりと艶めく印象に仕上げてくれます。
またメルティバームはワックスとオイルの良いとこどりができるアイテムで、スタイリング剤としても使えます。
アイロン後に毛先に馴染ませることで、程よい束感を演出します。
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洗い流さないトリートメントと併せて、インバスケアもしっかりすることでさらに綺麗な髪に導いてくれます。
ブリオスのクリームシャンプーは「シャンプー・トリートメント・頭皮ケア・ダメージケア」がまとめてできる多機能シャンプーです。
ヘアケアは怠りなくないけど、ゆっくり時間をかける余裕がないという人におすすめ。
泡立たない美容液クリームが頭皮と毛髪に密着し、汚れを落とし美容保湿成分でダメージ補修を行います。
フルーティー&フローラルムスクの穏やかで優しい香りが、一日頑張った自分を優しく包みこんで癒してくれます。
ブリオスのエマルジョントリートメントは、液体からクリーム状へ変化する新感覚のトリートメントです。
ナイトケアセラミド(※)が日中ダメージをケアし、翌朝扱いやすいまとまり髪へと導いてくれます。
頭皮や毛髪の構造の多くを占めるタンパク質成分を豊富に配合しており、すでに生えている毛髪とこれから生えてくる毛髪のケアに有効です。
髪の状態を見ながら、週2〜3回のスペシャルケアとして使用することをおすすめします。
※セラミドNG
プリュスオーのヘアケア製品は多くの美容口コミサイトや、ランキングサイトでたくさんの賞を受賞している人気アイテムです。
まるでサロン帰りのような指通りを、家でも実現できるように開発されたもので「なめらかな指通りのメルティ」「柔らかく艶を纏うようにまとまるメロウ」の2種類を展開し、仕上がり感で選べます。
なお、こちらの製品はシャンプーにもメドウフォーム‐δ‐ラクトンを配合しているため、ライン使いをおすすめします。
商品の購入はこちらから↓
プリュスオー メロウトリートメント | betop store
プリュスオー メルティトリートメント | betop store
カラーやパーマで酷く傷んだ毛髪のケアにおすすめなのが、クレージュのプレミアムリペアマスクです。
週1回のスペシャルケアを繰り返すことで、ハリコシのある健康的な毛髪へと導いてくれます。
プレミアムリペアマスクには、美髪に欠かせない「ケラチン」やケラチンの働きをサポートする「ヘチマン」などを豊富に配合。
さらに、ミネラル豊富な海泥クレイや3種のオーガニックオイルで毛先まで潤う髪を実現します。
洗い流さないトリートメントはドライヤー前に使用することで、パサつき予防になります。
またγ‐ドコサラクトンのように、熱を加えることで成分の効果を最大限に享受できるものはドライヤー前に使用するのが良いでしょう。
洗い流さないトリートメントの効果をより高めるために、使用の際には下記のポイントを意識して使用してみましょう。
地肌や毛髪に水分が多く残っているとトリートメントが綺麗に塗布できないだけでなく、ドライヤーの時間が長くなり髪の負担となります。
またコームで絡まりを取っておくことでトリートメントをまんべんなく塗布し、切れ毛を防ぐことにつながります。
乾燥やダメージが酷い部分には追いトリートメントがおすすめです。
洗い流さないトリートメントはドライヤーの前につけることで、熱ダメージから髪を守ってくれる優秀アイテムです。
さらに熱を味方に変える成分γ‐ドコサラクトンやメドウフォーム‐δ‐ラクトン配合のものなら、熱を加えることでより高い効果を発揮します。
スタイリングやドライヤー後にも使用できるアイテムもあるため、目的や髪質に合わせて選んでみましょう。
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