2023.4.13
多くのスキンケアコスメやヘアケア商品にはさまざまな香り付けがされています。今やスキンケアやシャンプーは効果やテクスチャーだけでなく、香りだって選ぶ際の大切なポイントです。
とは言え、ラベンダーや柑橘系のように王道な香りならイメージしやすいけれど、これ何?どんな香り?というように初めて聞く香りやイメージしにくい香りも多くありますよね。
そこで今回はあまり知られていない香りのひとつ、パチュリについて解説していきます。
パチュリの香りや特徴・効果の解説、そしておすすめの商品の紹介もするので、パチュリの香りが気になる方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
パチュリは、自然を感じる土の香りとオリエンタルな雰囲気が特徴的なハーブです。
精油のパチュリは香水やヘアケアなどによく用いられています。植物のパチュリは漢方としての役割も強く、冷えや免疫低下が気になるときなどに良いと言われています。
パチュリという名前の由来は、インド北部という説や南インドのタミル人の言語だという説などがあります。
古くから薬としての役割を持ち、衣料品の香りづけや防虫剤としても活用されていました。独特で強い香りの性質もあるため、オリエンタルな香水を作る際には保留剤として重宝されています。
精油の香り成分が抽出される箇所や抽出方法は植物によって異なります。パチュリの場合は以下の通りです。
精油名 | パチュリ |
学名 | Pogostemon patchouli |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ノート | ベースノート |
尚、パチュリの精油は抽出部位である葉を一度乾燥させてから抽出させることで、オリエンタル調の香り高い精油が採れます。
香水やお香にも使われ、薬の役割も担ってきたパチュリの効果について詳しく解説していきます。
パチュリの効果はなんといっても濃厚で深い香りから得られるリラックス効果です。
心がざわざわして落ち着かないときやイライラしたときにパチュリの香りを嗅いで深呼吸してみてみましょう。
瞑想やヨガをするときにもよく用いられます。
パチュリは肌に起きる様々なトラブルを落ち着かせて、回復へと導くサポートをしてくれます。
パチュリには収れん作用(肌を引き締める)や消炎作用があり、肌に起きたトラブルを鎮静し、整えていく効果が高いとされています。頭皮の状態が気になるときにもおすすめです。
パチュリには気になる臭いを消すデオドラント効果や、体内に溜まった余分や水分を排出させる利尿作用が高いと言われています。
さらに多汗症で悩んでいる人にもおすすめです。パチュリが配合されたスキンケアを取り入れることで、汗の不快感を和らげることができます。
また収れん作用もあると言われることから、むくみやセルライトを改善して綺麗になりたい人、ダイエット中の人はオイルとブレンドしたりしてボディケアやスキンケアに取り入れると良いでしょう。
パチュリは、虫よけや虫刺され後のケアにも効果的です。
パチュリの臭いについて調べた人の中には、「虫よけのような香りがするというレビューを見た」という人がいるかもしれません。
実はパチュリには虫が苦手な成分が含まれていて、実際パチュリの長い歴史のなかで衣料品を虫から守るために乾燥したパチュリの葉っぱを一緒に入れていたと記されています。
また炎症を抑える効果もあるパチュリは、虫刺され後に患部に塗布することで不快な症状を落ち着かせてくれます。
人工的な香りが苦手な人はドライや精油のパチュリで、大切な服や装飾品を虫から守ったり、虫刺されを防いだりしてみてはいかがでしょうか?
パチュリはそもそも単体で使うのには不向きな精油です。「土っぽい香り」「深みのある香り」といったパチュリ独特の香りは他の精油とブレンドすることで香りがまとまります。
ブレンドする精油によって全く違う雰囲気を醸し出すため、パチュリ単体の香りで好き嫌いを判断せずにチャレンジしてみてください。
香りをブレンドする際はトップ・ミドル・ベースの3つのノートをバランスよくブレンドするのがポイントです。
トップノートは香ったときに強くふわっと香る性質があります。フラワー系や柑橘系の多くがトップノートにあたります。
反対にベースノートの性質を持った精油は、最初のインパクトは弱いものの長くじんわりと香り続けます。香りの軸を作るとも言われます。ミドルノートはトップノートとベースノートの中間の性質です。
パチュリはベースノートに該当するため、トップノートやミドルノートの精油とブレンドすることでパチュリの香りの強みを出すことができます。
ラベンダーはトップノートの精油です。花から抽出されたラベンダー精油は一番身近と言っても良い精油でしょう。
そんな馴染みのあるラベンダーにパチュリをブレンドすると、香りに深みが出て少し特別感のある香りに仕上がります。
ラベンダーは好きだけど、ちょっと飽きてきたと感じる人はぜひ試してみてください。
柑橘系の精油はザ・トップノート!と言える精油です。
オレンジやレモンなど鼻にスーッと抜ける香りはリラックス効果も高く人気が高い精油のひとつです。しかし香りが持続しにくいというデメリットも。
パチュリとブレンドすることで香りの変化を長く楽しむことができます。
パチュリはフランキンセンスのような樹液系の精油とも相性抜群です。
もともとオリエンタル調の香りであるパチュリは、同じくオリエンタルな雰囲気を醸し出すフランキンセンスとブレンドすることで、まるで東南アジアにいるような気分にさせてくれます。
心を鎮める効果も高まるため、イライラしたときや不安な気持ちが強くなったときにおすすめのブレンドです。フランキンセンスのほかにもベンゾインやミルラも樹脂系精油でブレンドに向いています。※ベンゾイン・ミルラはベースノートです。
クレージュは「毎日のバスタイムを癒しの時間に」をコンセプトにストレスの多い現代社会で頑張る女性に向けたヘアケアの販売から始まった美容ケアブランドです。
クレージュの人気を躍進させたのが「香り」でした。SNSではシャンプーの効果だけじゃなく、香りも良いと話題になり、今やシリーズ累計1,900万本を突破しています。
その火付け役となったシャンプー&トリートメントからパチュリ精油が配合されたRシリーズの発売がきっかけとなり、パチュリの香りにハマった人たちからの要望で他アイテムへと展開中です。
ここからはパチュリが配合されたクレージュRシリーズのヘアケア&ボディケアアイテムを紹介していきます。
クレージュのシャンプー&トリートメントは、クレージュの主力商品でもあり、多くの人にクレージュが知られるようになったきっかけの商品です。
クレージュのシャンプーは地肌と毛髪のケアができて、サロン品質のヘッドスパ体験が自宅でできるとSNSで話題となりました。
いつも通りシャンプーをしたら、泡をそのまま30秒〜1分放置。泥(クレイ)成分配合の泡が毛穴に溜まった汚れを吸着し、さらにバオバブオイルやハチミツなどの保湿成分が潤いもキープしてくれます。
クレージュのシャンプー&トリートメントは全部で3シリーズあり、パチュリの配合されたRシリーズはうねりやゆがみ抑制に効果的なタイプです。
マルチミネラルオイルは香りによる癒し効果が抜群の、髪にもボディにもマルチに使えるオイルです。
オリーブ種子から採れるオイルを主成分としているため、軽いテクスチャーでオイルのべたつき感が苦手な人にもおすすめです。重すぎないオイルなので、ウェット感を出しつつもふんわりとしたヘアスタイルにも仕上げられます。
香水はきつ過ぎて苦手だけど、良い香りに包まれていたい!そんな人はお出かけ前にこのマルチミネラルオイルをさらっと塗り込んでみてはいかがでしょうか?
炭酸ヘッドスパシャンプーは、泥(クレイ)成分の炭酸シャンプーです。クレイと高濃度の炭酸が普段のシャンプーでは取り切れない汚れをオフしてくれます。
さらに血行促進効果の高いショウガエキスやセンブリエキス、ヒアルロン酸よりも高い保水効果を持つと言われるリピジュアを配合。
頭皮のべたつきだけでなく、ハリコシや潤い不足を感じている人にもおすすめのスペシャルなヘアケアアイテムです。髪に悩みを抱えている人は週1〜2回を目安に使用してみてください。
メルティバームは、まとまり髪を朝までキープできるアウトバストリートメントです。
常温で固まり、熱で溶ける性質を持つシア、モリンガ、ムルムルの3種のバターが配合されたメルティバーム。髪につけてドライヤーを当てると溶けて髪になじみます。熱が冷めるとまた固まるため、広がりやすい髪をしっかりキープします。
夜タオルドライ後の髪につけてドライヤーで乾かしておくと朝まとまりやすくおすすめです。朝のヘアセット時には乾燥が気になる毛先を中心にサッとなじませればOK!
メルティバームはハンドクリームとしても使えるので、残ったバームはそのまま手になじませることもできます。
パチュリは土の香りを感じる、ちょっぴり個性的なハーブです。柑橘系のように万人受けするタイプの香りではないですが、オリエンタル調な香水によく使用されています。
元々単体使用には向かないため、相性の良いフラワー系や樹脂系などとブレンドして使用するのがおすすめです。
鎮静効果や消炎作用があり、乱れた心や肌を落ち着かせてくれます。またデオドラント効果や多汗症ケアにも良いとされています。
パチュリがブレンドされたクレージュのRシリーズは、バスタイムや朝の準備の時間を通してパチュリが持つ効果の恩恵を受けることができます。
ストレスの多い日々を過ごしている人や頭皮の臭いやべたつきを改善したい人は、パチュリ配合のクレージュRシリーズを試してみてください。