2025.12.27

予定より早く生理が来てしまったり、ナプキンからもれてショーツやパンツが汚れてしまったりと、気を付けていても生理の血でショーツが汚れてしまうことは少なくありません。
さらに時間が経った生理の血は落ちにくく、シミとなってしまうことも。
今回の記事では時間が経った生理の血の落とし方や、経血汚れを落とすのにおすすめのアイテムを紹介します。
お気に入りの下着に生理の血が付き、落ちないと悩んでいる方は参考にしてみてください。
Contents

生理の血が落ちにくいのは、血液の主成分がタンパク質でできているためです。
タンパク質は時間が経つと凝固する性質をもっているため、時間が経ったショーツに付いた血は落ちにくくなります。
そのためできる限りショーツに付いた血は、気づいた時点ですぐに洗い流すのがおすすめです。洗い流せない場合は、ウェットシートや水で濡らしたティッシュなどで押し拭きし、大まかな汚れを取っておくだけでも大きなシミは残りにくくなります。
血液は時間が経つと、繊維に入り込んで凝固し落ちにくくなるため、なるべく早めに落とすようにしましょう。
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時間が経った生理の血の落とし方には「たたき洗い」と「つけ置き洗い」の2つの方法があります。
汚れの具合に応じて使い分けるのがおすすめです。主なやり方と特徴を解説します。
つけ置き洗いは頑固な汚れを、簡単に落としたい人に向いています。水に洗剤を溶かして作った溶液に洗濯ものを一定時間付けてから、洗濯するやり方です。
水と洗剤の割合は製品や汚れによって異なるため、各製品の説明書ややり方を参考に行ってください。
頑固な汚れにはたたき洗いが向いています。繊維に入り込んだ汚れを叩いて落とすやり方で、生地への負担を最小限にして汚れを落とせます。
つけ置き洗いで落ちない場合は、たたき洗いを試してみましょう。

ショーツに血が付いたらすぐに落とすのが良いとわかっていても、就寝中や仕事中など汚れにすぐに対応できない場合もあるでしょう。
ここでは、気が付いたときにはショーツに血が付いてから時間が経っていた、という場合におすすめのアイテムとその使い方を紹介します。
中性洗剤とはその名の通り、アルカリ性と酸性の中間の性質をもつ洗剤です。代表的なものに、洗濯洗剤やキッチン洗剤などがあげられます。
中性洗剤には界面活性剤という水にも油にもなじむ、両親媒性のある成分が多く配合されており、水だけでは落ちにくい時間が経った血液も、浮かせて落とす効果が期待できます。
使用する際は、血液が付いてシミとなった部分に直接中性洗剤をつけ、優しく揉み洗い、もしくはたたき洗いすると良いでしょう。
中性洗剤で落ちない場合は、漂白剤がおすすめです。
漂白剤には塩素系と酸素系がありますが、塩素系は漂白力が高いため、色柄ものには向いていません。ショーツに付いた血を落とす際には、酸素系のものを使いましょう。
シミになった部分に直接塗りこむか、水を張った桶などに漂白剤を規定量溶かして30分程度つけおきします。いずれの場合もそのまま洗濯機にいれても良いですが、お気に入りの下着は手洗いで仕上げるほうが良いでしょう。
なお、塩素系漂白剤は酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスを発生する恐れがあります。使用する際は十分に注意してください。
セスキ炭酸ソーダとは、天然の鉱石を精製して作られたアルカリ性のクリーナーです。アルカリ性は酸性を中和する性質をもっており、酸性である油汚れや皮脂、タンパク質汚れを落とすのに向いています。
冒頭で解説したように血液はタンパク質が主成分であるため、セスキ炭酸ソーダで落とせる可能性があります。
桶などにセスキ炭酸ソーダ水を作り、生理の血が付いたショーツなどを入れて数時間つけおきしましょう。つけ置き後は手洗い、もしくは洗濯機で通常通り洗濯してください。
生理の血の汚れは、傷口の消毒に使うオキシドールで落とせる可能性があります。オキシドールには漂白効果もあり、水では落ちないシミになった血液汚れを薄くするのに有効です。
綿棒やカット綿などにオキシドールを付け、シミの部分に塗り込みます。汚れが浮いたら水で洗い流して通常通り洗濯して完了です。
ただし色柄ものの場合、色落ちする可能性があります。目立たないところでチェックしてから使ってください。

時間が経った生理の血を落とす際には、以下の2点に注意しましょう。間違ったやり方ではかえってシミが濃くなったり、生地を傷めたりしてしまう恐れがあります。
今回紹介した汚れ落としをする前に、洗濯表示タグで使える洗剤の種類を確認してください。
生地によっては、漂白剤の使用が不可、もしくは漂白剤の種類が限定されているものがあります。
漂白剤に関する表記は以下の3つです。



「生理の血のシミは取れたけど、ショーツの柄が変色してしまった」など悲しい思いをしないように、洗濯表示タグは必ず確認してから漂白剤を使いましょう。
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生理の血を落とす際は、30℃以下の水で洗いましょう。
血液の主成分であるタンパク質は、高温で凝固する性質をもちます。そのため、お湯で洗うと固まってしまい、より頑固なシミとなる可能性があります。
お湯のほうが汚れが落ちると思われがちですが、血液などタンパク質由来の汚れには不向きです。血が固まってしまわないように、30℃以下の水を使用してください。

クレージュのランジェリーウォッシュは、下着への負担が少ない弱酸性の下着用洗剤です。
界面活性剤では分解しにくいタンパク汚れや血液汚れに強く、時間が経った汚れのオフにも高い効果を発揮します。
普段から下着は手洗いをしています。柔軟成分が入ってない物で何か良いのがないか探しており、たまたま見つけたこちらを購入させていただきました。
ポンプ式で使いやすく香りはCLAYGEさんのシャンプートリートメントと一緒の良い香りでした。
ランジェリーウォッシュにはクレージュのシャンプーと同じ、上品なフローラルムスクの香りを採用。洗濯中だけでなく、下着を肌に付けたあともふんわりと広がり、癒し効果を与えてくれます。
なお、落ちにくい汚れにはつけ置き洗いと手洗いとの併用がおすすめです。血がついてシミになった部分にクレージュ ランジェリーウォッシュを付け、2〜3分つけ置きします。その後、40Lの水にクレージュのランジェリーウォッシュを約10ml溶かした溶液で優しく押し洗いし、水を入れ替え2回ほどすすぎます。
優しく水分を取り、下着の洗濯表示タグに従って通気性の良い場所で干してください。
\ふんわり香るランジェリーケアをはじめる/

生理用ショーツ特有の肌ざわりが苦手で、生理中も普通のショーツを使っている人にはムーンパンツがおすすめです。
ムーンパンツとは15〜20mlの液体を吸水するサニタリーショーツです。普通の下着のようなオシャレな見た目をしており、通常の下着としても使えます。
Dear Fleuretteが取り扱うムーンパンツデイタイムブラックレースは、肌にあたる部分にさらさらシートを採用し、生理中特有の不快感を軽減。
さらに経血を素早く吸収する速乾シートと、通気性のある漏れない防水シートとの3層構造で機能性と使い心地の良さを実現したアイテムです。
クレージュのランジェリーウォッシュは、ムーンパンツの洗濯にも向いています。
\吸収もデザインも妥協したくない方へ/

下着についた生理の血の落とし方に関するよくある質問に、クレージュ ランジェリーウォッシュの開発者が回答します。
A.クレージュのランジェリーウォッシュは、経血による汚れを落とすのに適した製品です。下着だけでなく、スカートやパンツ(ズボン)に付いた血を落とすのにもご使用いただけます。
A.つけ置きは手洗いとの併用の場合は2〜3分、つけ置きのみの場合は5〜10分が目安です。事前に水で血を洗い流したあとにつけ置きしてください。また落ちにくいと感じた場合は洗剤の量や置き時間を増やすなど、汚れの状態によって適宜変更することをおすすめします。

血液はタンパク質が主成分のため、時間が経つと凝固し、落ちにくくなる性質をもっています。
時間が経って落ちにくくなった経血による汚れには、中性洗剤やオキシドールなどのアイテムを使って落とすことができます。
ただショーツはデリケートな素材や繊細な加工がされているものが多く、生地を傷めないためには使う洗剤にも配慮が必要です。
下着の洗濯に特化したクレージュのランジェリーウォッシュなら、生地への負担を最小限にして経血などの汚れを落とすことができます。
お気に入りの下着を長く綺麗に保ちたい人は、ぜひ日々のお手入れにご使用ください。