2025.11.5

猫っ毛とは猫のように柔らかい髪質を指すもので、柔らかいが故にボリュームが出にくい特徴をもちます。
今回の記事では柔らかい髪質「猫っ毛」の詳しい特徴や似合う髪、おすすめのケア方法などを紹介します。
髪型やケア方法で悩む猫っ毛の人の参考になれば幸いです。
Contents

猫っ毛とは、細く柔らかい髪質を指します。
髪の毛の構造はどの髪質も同じく、メデュラ、コルテックス、キューティクルの3層構造で出来ています。髪質における違いは、コルテックスの量や細胞の形、キューティクルの枚数や状態です。
猫っ毛の場合、硬い髪質に比べてコルテックスの量やキューティクルの枚数が少ない傾向にあります。
猫っ毛に多い特徴は以下の3つです。
猫っ毛はアイロンで形が付きやすいため、ふんわりとしたエアリー感を出しやすい特徴をもちます。
襟足などの後れ毛もふわっとさせることでこなれた印象を出せるなど、柔らかい印象を出せるのも猫っ毛ならではといえるでしょう。
猫っ毛は細く絡まりやすいのが難点です。
外部の影響を受けやすく、ダメージを受けやすい特徴をもちます。長い髪はとくに絡まりやすいため、複雑なアレンジヘアは控え、風の強い日は軽くまとめ髪にするなど、絡まないための対策が必要です。
また寝ている間の摩擦によるケアに、柔らかいシュシュやナイトキャップの使用もおすすめです。
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猫っ毛はキューティクルが薄いため、外部の湿気を吸収しやすい性質をもちます。また細い髪は根元から倒れやすくボリュームが出にくい傾向です。
とくに雨の日などは外部の湿気を吸収することで、さらにボリュームダウンするため、注意が必要です。

猫っ毛と一言でいってもダメージや癖の状態により、上記の特徴に当てはまらない場合もあります。
猫っ毛かどうかの診断には2つの方法があります。
| 1.髪のコシチェック(毛束を作り、毛先を上に向ける) →毛先が垂れるようなら猫っ毛 2.髪の弾力チェック(髪を1本だけ取り、指にくるくると巻きつけて手を離す) →すぐに元に戻らず、巻きつけたあとが残るなら猫っ毛 |
診断結果はいかがでしたか?猫っ毛と診断された方は、このあと紹介するおすすめの髪型やケアの方法も読んで参考にしてくださいね。

猫っ毛は遺伝による先天性のものと、パーマなどのダメージや加齢による後天性のものに分かれます。
髪質は遺伝しやすく、親や祖父母が猫っ毛である場合、猫っ毛で生まれる可能性があります。現在10代や20代でパーマやカラーの経験がほとんどないのに猫っ毛の人は、遺伝である可能性が高いです。
一方で、学生時代は普通毛だったのに途中で猫っ毛の髪質に変わった人は、後天性の猫っ毛かもしれません。頻繁なパーマやカラー、加齢によって猫っ毛になったのであれば、正しいお手入れによって髪質が改善する可能性があります。
パヤ毛の主な原因は癖ですが、毛が軽く浮きやすい猫っ毛もパヤ毛が出やすい傾向にあります。
パヤ毛の対処法については過去の記事で解説していますが、猫っ毛さんは以下の2つをとくに意識して取り入れてください。
猫っ毛は重めのスタイリング剤を付けるとボリュームダウンしてしまうので、パヤ毛部分のみを専用のアイテムでケアするのがおすすめです。癖がある場合は縮毛矯正がおすすめですが、一般的な縮毛矯正では髪の負担が多いため「弱酸性」を選びましょう。
編集部のおすすめはプリュスオー ポイントリペア!

\猫っ毛によるパヤ毛をスッキリ/
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猫っ毛におすすめの髪型を3つ紹介します。いつもヘアセットに悩んでいる人は、これを機会にガラっとスタイルチェンジをしてみるのも良いかもしれません。

マッシュルームのような丸いシルエットが可愛らしさを演出する、マッシュショート。前髪から襟足までをほぼ同じ高さに揃え緩やかな曲線に仕上げたマッシュショートに、根元からふんわりとワンカールパーマをかければ、ボリュームダウンをカバーできます。

髪の毛を伸ばし中の猫っ毛さんにおすすめの外はねボブは、柔らかく癖が付きやすい髪質を活かした髪型。肩に当たって外はねする毛先でボリューム感を出して、エアリーな雰囲気に仕上げます。

耳下からゆるめのパーマをあてて、ふんわりとちょい甘な雰囲気に仕上げたロングヘア。乾燥しやすい毛先にのみオイルを付けて、最後に内側からスプレーオイルでロックします。ボリュームダウンしてもたっとした雰囲気に悩むロングヘアの人におすすめです。

遺伝による猫っ毛の場合、大きく髪質を変えることはできません。しかし正しいケアで扱いやすい髪に導ける可能性があります。
猫っ毛には頭皮ケアがおすすめです。
皮脂やスタイリング剤で毛穴が詰まると、毛髪の立ち上がりが悪くなります。毛穴の詰まりを改善するヘッドスパで、育毛環境を整えましょう。
ヘッドスパは美容室で行うのが主流ですが、おうちでも可能です。ヘッドスパブラシや毛穴汚れを落とすヘアケアアイテムで、定期的に毛穴の汚れを落としてください。
編集部のおすすめはクレージュ フレッシュクレンジングN!

\おうちで簡単にヘッドスパ体験/
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ボリュームが出ない、もしくはまとまりが悪いと悩んでいる方は、もしかするとシャンプーが合っていないのかもしれません。
デリケートな猫っ毛は洗浄力の強いシャンプーを避け、優しく洗いあげてくれるものを選びましょう。
乾燥もしやすいため、保湿成分もしっかり配合されたものがおすすめです。
ドラックストアなど手軽に購入できる、猫っ毛におすすめの市販シャンプーを2つ紹介します。

クレージュのシャンプーは、髪に優しいベタイン系の洗浄成分を採用。さらに皮脂汚れなど毛穴に詰まった汚れを吸着するクレイも配合することで、可能な限り髪に負担の少ないシャンプーに仕上げました。
通常のようにシャンプーしてそのまま泡パックすれば、頭皮ケアもできる画期的なシャンプーで、毎日の使用も可能です。

上記の写真からもわかるように、カラーで傷んだ猫っ毛もシャンプー(洗い流すトリートメントは使用)だけで軽さも感じられるまとまり髪に仕上げます。クレージュ ヘアミストの併用で、さらに毛先までまとまり感のある髪に。
\使用商品はこちら!/

プリュスオーのメロウシャンプーは、指通りを改善したい猫っ毛さんにおすすめです。
分子量を小さくして浸透力を高めた、加水分解ケラチンやシルク成分を贅沢に配合。さらにスキンケア発想の保湿美容液成分も合わせることで、質感のよい仕上がりを実現しました。
猫っ毛特有の髪のからまりも改善へと導いてくれるシャンプーです。
ぜひトリートメントとセットでご利用ください!
\猫っ毛のからまりを解消!/
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猫っ毛は乾燥しやすい性質があるため、保湿成分や髪の毛をコーティングするシリコン成分が配合されたものを選びましょう。
保湿成分やコーティング成分などには種類があり、猫っ毛には軽い質感に仕上げられる成分が向いています。
ここでは猫っ毛さん向きの、おすすめのヘアオイルとヘアミルクを紹介します。
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乾燥しやすい猫っ毛はオイルで表面をコーティングし、髪の水分の蒸発を抑えることがスタイリングの重要ポイントです。
クレージュ ミネラルリペアオイルスムースは、オイルなのに軽い仕上がりが特徴のヘアオイル。分子量が小さいシリコンを厳選し、仕上げたヘアオイルなので、まとまり感も欲しいけど、重さを感じる仕上がりは嫌という猫っ毛さんに向いています。
先に紹介したクレージュシャンプーSRと同じ香りで仕上げられているので、香りを楽しみたい方には併用がおすすめです。

使ってみると、写真の通りまとまりが出ていることがわかります。今回使用する際はブラシを使用せず手櫛で整えただけですが、ブラシがなくても十分にまとまりが出て扱いやすくなりました。
手触りも、さらさらと滑らかになりましたが、オイルのテクスチャーは重くないのでとても使いやすいです。
\オイルで軽やかなまとまりを実感/

髪の傷みが気になる猫っ毛には5種類のケラチンが配合された、プリュスオー ハイドロミルクがおすすめです。
異なる働きをする5つのケラチンが髪の内と外から多角的にダメージ修復を行い、パサパサに傷んだ潤い不足の猫っ毛を扱いやすい髪へと導きます。
ドライヤーの熱から髪を守る成分も配合されているので、ヘアアイロンを毎日使う人にもぜひ使って欲しいアイテム。
お気に入りのシャンプーやボディクリームの香りを邪魔しない、無香料タイプです。
\5種類のケラチンで多角的に修復/

細くボリュームが出にくい猫っ毛も、髪質に合ったヘアケアアイテムやスタイリング剤を選べば、今より扱いやすく、理想のヘアセットができるようになる可能性があります。
ヘッドスパなどで頭皮環境を改善しつつ、猫っ毛特有の柔らかい髪質を活かした髪型にもチャレンジするなど、猫っ毛を楽しんでみてはいかがでしょうか?
猫っ毛に関するよくある質問に回答します。
猫っ毛とは柔らかい髪質を指し、くせ毛は髪のうねりを指します。猫っ毛には直毛の人もいるため、全く別物と考えるのが良いでしょう。両方の髪質をあわせもつ人もいます。
↓下記の記事で詳しく解説!↓
猫っ毛だからといって髪が抜けやすいとは限りません。ただ生活習慣の悪化による猫っ毛であれば、髪のターンオーバーが乱れるなど、抜けるリスクが高まる可能性があります。
好みの仕上がり感で選ぶと良いでしょう。オイルでもさらっとしたものもあれば、ミルクでもこってり感のあるものもあります。