2024.1.15
冬になると肌や髪の乾燥が気になるという人は多いのではないでしょうか?
冬になると空気が乾燥する理由とともに、冬にすべき乾燥対策を解説します。
たとえ季節性の乾燥でも早めに対策をすることが重要です。酷い乾燥肌になってしまう前に、正しいお手入れを身につけて冬でもしっとり肌とつや髪をキープしていきましょう。
Contents
冬に空気が乾燥する主な理由は以下の2つです。気温が低下することに加えて、暖房器具の使用も乾燥を助長させています。
気温と湿度は比例関係があり、気温の低下は空気が乾燥する原因を作り出しています。
1㎥の空気に入ることのできる水蒸気の量をグラムで表したものを「飽和水蒸気量」といい、温度が高いほどその飽和水蒸気量は多くなります。
逆に、気温が下がると空気中に含むことのできる水分量が少なくなり、オーバーした水分は結露や雪へ変化します。
乾燥のピークは降水量が少ない1〜2月と言われていますが、実は春も全国的に乾燥の季節。春は中国大陸で育った乾いた高気圧が日本列島を覆うため、乾燥しやすい日が続きます。
気象庁の調査(※)によると、マンションや商業施設の建設などの都市化も乾燥に影響しており、昔に比べると全国的に乾燥化が進んでいるようです。
(※出典:気象庁|乾燥化は都市化の影響によるものですか? (jma.go.jp))
暖房器具も乾燥を悪化させる要因のひとつです。
中でも従来のエアコンは部屋の空気を温める機能に特化しているため、他の暖房器具より部屋の湿度を低下させます。
先でも説明したように、温度が上がると保てる水蒸気の量「飽和水蒸気量」が上がります。
しかし、エアコンのように温かい空気を送り込むだけでは飽和水蒸気量が上がるだけで、実際の空気中の水蒸気量は上がりません。その結果、乾燥を招きます。
同じ暖房器具でも石油ストーブやガスファンヒーターは、燃焼時に二酸化炭素と一緒に水蒸気を発生させるためエアコンに比べると空気を乾燥させません。
また最近では冬の乾燥に配慮された加湿機能つきのエアコンも販売されています。
冬の空気の乾燥は肌や髪にも悪影響を及ぼします。また放置しておくと肌や髪、頭皮のトラブルを悪化させることにつながってしまいます。
空気が乾燥すると、肌のバリア機能が低下します。肌や髪から水分が蒸発しやすくなるうえに、皮脂分泌量も少なくなるためです。
肌のバリア機能であるセラミドが不足し、乾燥が悪化します。さらに肌が乾燥すると痒みを感じる神経が表皮へ侵入するため、痒みを感じやすくなります。
痒みを我慢できずかいてしまうとさらにバリア機能が弱くなるという、負のスパイラルに陥ってしまうのです。
乾燥する冬は、髪に静電気が起きやすくなります。
水蒸気には電気を逃がす性質があります。そのため、湿気の多い夏や梅雨の時期は静電気が起こりにくく、逆に乾燥し湿度が下がる冬は静電気が起きやすい環境です。
空気中の乾燥がひどい冬は髪の水分も不足しがち。水分が不足した毛髪は静電気が起こりやすく、摩擦や髪の絡まりの原因となります。
摩擦や絡まりで傷んだ毛髪はキューティクルが乱れ、髪内部の水分が蒸発しやすくなります。
静電気は髪のダメージと乾燥の原因となるため、放置せずに早めにケアをしていきましょう。
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フケも乾燥が関係している可能性があります。
フケはターンオーバーで発生する角質で、通常は細かくシャンプーで落ちていく程度のため目立つことはありません。
しかし乾燥によりターンオーバーが乱れると、カサカサした乾性フケが発生し、肩などに落ちる目立つフケとなるわけです。
冬の乾燥は頭皮にも影響を与えるため、元々乾燥肌の人はシャンプーを見直すなどの対策も必要です。
肌や髪の乾燥の原因にもなってしまう冬の乾燥。40%以下になるとウイルスの働きも活発になるなど、放置しておくと良くないことだらけです。
簡単にできる対策を紹介するので、今日から始めてみましょう。
室内の湿度が下がりやすい冬は、加湿器の活用がおすすめです。また濡れた洗濯物を室内に干すのも、室内の湿度を上げるのに有効です。
喉を乾燥から守るために、寝ている間のマスクの活用も良いでしょう。
湿度が70%を超えると結露やカビが発生しやすくなるため、50〜60%を目安に湿度を調整するのがおすすめです。
冬の乾燥対策には外からの保湿だけでなく、中から潤すこともポイントです。
体内の水分は栄養を運んだり、リンパの流れを良くしたりなど体が正常に働くためのサポートを担っています。
水分は他にも、老廃物の排出や水分代謝などにも関係しており、美容にも健康にも水分は必要不可欠な要素です。
気温が低い冬は夏に比べて喉の乾燥に気付きにくいため、意識して小まめに摂取していきましょう。
年中同じスキンケアやヘアケアを行っていませんか?
気温や湿度が変化するように、肌や髪、頭皮の水分や油分も一年を通して変化しています。季節に合わせてスキンケアやヘアケアを見直すことをおすすめします。
ただ、冬はこってりしたクリームで乾燥対策すれば大丈夫!という単純なものではありません。水分が不足した状態で油分の多いこってりクリームは、摩擦によるたるみ肌の原因になる可能性も。ヘアケアも同じです。
クレンジングやシャンプーなど「汚れを落とす」アイテムから見直していきましょう。
乾燥を悪化させる原因は空気中の湿度だけではありません。湿度以外にも乾燥を悪化させる原因が日常に潜んでいるので、当てはまってないかチェックしてみてください。
お風呂に浸かり発汗することで皮脂腺や汗腺が活発になるため、お風呂に浸かることはしっとりと潤いのある肌を保つために欠かせない時間です。
ただ乾燥しやすい肌にとって、長風呂は必要な皮脂まで落としてしまうなどかえって負担となりかねません。
目安は15〜20分です。長くても30分程度。じんわりと汗をかく程度で留めておきましょう。
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先に少し触れたように、冬の乾燥におすすめの対策のひとつがスキンケアの見直しです。
特にクレンジングは強すぎると必要な皮脂まで落としてしまう可能性があり、選ぶ際には注意が必要です。
メイクや肌質にあったものを選び、季節で肌質が変わる人はその都度見直しや使い分けをしていきましょう。
年中オイルタイプなど洗浄力強めのクレンジングを使用している人は、クレンジングが肌の乾燥を招く原因となっているかもしれません。
厚生労働省のホームページでは、カフェイン過剰摂取に対して注意喚起をしています。
過度なカフェイン摂取は中枢神経系の刺激によるめまいや心拍数の増加のほか、下痢や吐き気などの健康被害を引き起こす可能性があるとされています。
その中で紹介されているカナダの保健省の見解でも、過剰なカフェイン摂取は脱水症状を引き起こす可能性があると記しています。
「カフェイン摂取=乾燥」ではありませんが、過剰なカフェイン摂取は下痢など体内の水分が不足する原因につながるため注意が必要です。
睡眠不足は自律神経が乱れ、免疫力が低下します。また寝ている間に分泌される成長ホルモンの分泌量も低下するため、ターンオーバーの乱れなど肌の生まれ変わりにも影響を及ぼします。
免疫力が下がり、成長ホルモンの分泌が悪くなると、水分が満たされた肌も生まれにくくなり、乾燥肌を招くことにつながってしまうのです。
睡眠不足だけでなく、睡眠の質を低下させる夜型生活も乾燥肌を悪化させる要因です。夜型生活は、メイクをしたまま寝てしまう、スキンケアに時間をかけないなどが起因して乾燥肌を招きます。
乾燥しやすい冬は、乾燥を悪化させないことと、小まめな保湿がポイントです。しっとりとした髪や肌をキープするのにおすすめの美容アイテムを紹介します。
クレージュのヘアトリートメントは地肌の汚れや皮脂を吸着除去して、頭皮ケアを行えるトリートメントです。
モロッコ溶岩クレイやベントナイトなどで優しく頭皮ケアを行い潤いを与えるため、指通りの良い仕上がり感を実現できます。
頭皮レベルで乾燥を改善したい人におすすめのヘアアイテムです。
プリュスオーのトリートメントには、加水分解シルクや加水分解コラーゲンといった保湿成分が多く配合されています。
ほかにもグリセリンやハチミツ、モモ葉エキスなどの植物由来成分で乾燥から毛髪や頭皮を保護して守ってくれます。
また加水分解シルクや加水分解ケラチンには毛髪補修効果もあるため、乾燥を招くダメージ毛の修復も同時に行います。
ダメージ毛でパサつきやまとまり感が気になっている人におすすめです。
クレージュのクレンジングバームは、肌質や肌悩み別に合ったものが選べるクレンジングバームです。
くすみ、毛穴、乾燥などタイプ別に4種類あり、季節によっては限定の香りも発売されることも。
クレンジング、洗顔、パックなど5つの機能性を持ち合わせたクレンジングで、忙しい人やめんどくさがりの人におすすめのスキンケアアイテムです。
【3点セット】クレージュ クレンジングバームお試しサイズ モイスト/クリア/ブラック
冬の乾燥は空気がたくさんの水蒸気を保てないことで起きる現象です。気温が低下するに伴い、湿度も低下してしまい、乾燥した空気は私たちの肌や髪から水分を奪います。
室内の加湿に加えて、小まめな保湿ケアを行いましょう。またスキンケアやライフスタイルの見直しで乾燥が悪化するのを防ぐことも可能です。
今回の記事を参考にぜひ、乾燥しやすい冬でもしっとりした肌や髪をキープしてください。
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