2025.11.5

ヘアケアを頑張っているつもりなのに、繰り返す枝毛。
指通りの良いまとまりのある髪をキープするには、まず枝毛ができる原因を知ることが大切です。
今回の記事では枝毛の原因と、出来てしまった枝毛のケア方法を7つ紹介します。
簡単な対処法なので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
Contents

枝毛とは、髪の毛が枝のように縦に裂けた状態のことです。
毛髪はメデュラ・コルテックス・キューティクルの3層構造でできています。
メデュラやコルテックスはキューティクルによって守られており、何らかの原因でキューティクルがダメージを受けると、ダメージは内部のコルテックスまで及びます。
コルテックスはコルテックス細胞が縦につながって構成されているため、ダメージを受けると縦に裂けやすく枝毛となるのです。
枝毛と切れ毛の違いは毛髪の裂ける方向です。枝毛が縦に裂けるのに対して、切れ毛は横に裂けます。
枝毛も切れ毛も基本的には外的要因が主な原因です。そのためダメージが進行している毛髪には、両方の症状が起きている可能性があります。
次の項で枝毛ができる原因について解説します。切れ毛の人も同じ原因である可能性が高いので、参考にしてください。
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枝毛ができる原因は主に7つあります。
髪にどのような影響を及ぼしているのか、簡単に解説します。
パーマやカラーの薬剤はキューティクルや毛髪のタンパク質成分にダメージを与え、枝毛のできやすい髪を作り出します。
髪の毛の色を決めるメラニンはコルテックスに含まれているため、ブリーチやカラーを行う場合はコルテックスまで薬剤を浸透させなくてはならず、より強いダメージが加わります。
髪の毛の空洞化も進みやすく、枝毛だけでなく切れ毛が増える原因にも。
紫外線は肌だけでなく、髪にもダメージを与え、枝毛を作り出す原因となっています。
紫外線を浴びるとキューティクルを覆う18-MEAという脂質成分の結びつきが弱くなり、キューティクルにダメージを与えます。
キューティクルが剥がれた髪は毛髪内部の水分が蒸発しやすく、毛髪内部の乾燥を招くため、枝毛ができやすい毛髪へと変化します。
髪は熱に弱いため、ドライヤーやアイロンを間違った使い方で使っていると、枝毛の原因となる可能性があります。
髪の主成分はタンパク質です。卵や肉に火を通すと固くなるように、髪も高温になると毛髪に含まれるタンパク質成分が変質し、髪内部の空洞化が進む原因となります。
ドライヤーを使う際は髪の毛との距離や乾かし方、アイロンは使う頻度に注意が必要です。ドライヤーやアイロンは、髪へのダメージが少ないものを選ぶのも良いですね。
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ドライヤーは熱ダメージが髪に良くないからと、自然乾燥を選ぶ人もいるかもしれません。しかし自然乾燥は髪の乾燥を招くため、やはり髪にとっては負担となる乾かし方です。
キューティクルは濡れると開き、もろくなります。キューティクルが開いた状態は髪内部の水分が蒸発しやすいため、髪の乾燥を招くのです。さらにもろくなったキューティクルは少しの摩擦で剥がれやすくなるため、枝毛のできやすい環境となります。

就寝中の枕との摩擦や間違ったブラッシングなどで、過度な摩擦が加わると枝毛につながる可能性があります。
半透明のうろこ状のものが何枚も重なってできたキューティクルは本来強く、少しの摩擦では剥がれることはありません。
ただ強い摩擦が加わるとキューティクルの一部が剥がれたり、欠けたりして枝毛などのダメージへとつながります。
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生活習慣の乱れによっても、枝毛ができる可能性があります。
髪はタンパク質成分を中心に構成されており、タンパク質が足りない食生活を送っているとパサパサな髪になってしまいます。ハリやコシがない髪はダメージが進行しやすく、枝毛の原因に。
そのほかにも脂質の多い肉やジャンクフードといった食生活の乱れ、昼夜逆転の生活は、健やかな育毛環境の妨げとなります。
枝毛ができやすい人は、食生活など生活習慣を見直してみましょう。
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ストレスと枝毛が関係していると聞くと意外に思うかもしれませんが、実はストレスも枝毛ができる原因と考えられています。
ストレスを感じると自律神経やホルモンバランスが乱れ、エストロゲンの分泌が低下します。エストロゲンは健康な髪を保つのに重要な役割を担うホルモンです。
強いストレスを感じている人は、エストロゲンの低下が枝毛を招いている可能性があります。
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枝毛は自分でカットしてもかまいません。
ただし、まだ枝毛になっていない部分も内部で裂けている可能性があるため、カットする際は枝毛になっている部分より5cmくらい上の部分からカットしましょう。
枝毛をカットする際は髪用のハサミを使ってください。文具用のハサミでは綺麗にカットできず、枝毛を繰り返す可能性があります。
枝毛は自分でカットしても良いですが、綺麗に仕上げたいなら美容師さんに切ってもらうことをおすすめします。

毛髪に再生能力はないので、できた枝毛は補修できません。ただケアの仕方次第で見た目や指通りの改善は可能です。
ここではすぐに取り組める、枝毛改善のための7つの方法を紹介します。
枝毛は乾燥やダメージによって悪化するため、髪に優しいシャンプーやトリートメントを使いましょう。
髪に優しいシャンプーやトリートメントとは、洗浄力がマイルドな洗浄成分や補修効果が期待できる成分、保湿成分を配合したものです。
【枝毛が目立つ髪におすすめの成分】
| 洗浄成分 | ・コカミドプロピルベタイン ・ラウロイルメチルアラニンNa など |
| 補修成分 | ・加水分解シルク ・加水分解ケラチン(羊毛) など |
| 保湿成分 | ・アルガニアスピノサ核油 ・バオバブ種子油・セラミド など |
クレージュPSシリーズやプリュスオー リポアシリーズは上記にあげた、髪に優しい成分を配合しており、ブリーチやカラーで酷く傷んだ髪の指通り改善をサポートします。
タオルドライは優しく行いましょう。先に解説したように、濡れたキューティクルはもろい状態です。
擦るのではなく、頭皮や髪の水分をタオルに吸収させるように、押し当ててタオルドライします。毛先はとくにキューティクルが薄くもろくなっているので、擦らずタオルで挟んでポンポンと優しく水分をオフしましょう。
吸水性の良いタオルを使うのもおすすめです。
枝毛ケアにはシリコン成分や補修成分、髪を熱から守る成分が配合されたヘアオイルもおすすめです。
シリコン成分はキューティクルと同じく、外部刺激から髪を守る働きをします。髪内部の水分や必要な成分が流れていかないよう、コーティングして綺麗な髪へと導いてくれます。
ヘアオイルにはほかにもダメージを補修してくれる成分や、ドライヤーの熱ダメージから髪を守る成分などが配合されたものもあります。
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オーバードライは髪を乾燥状態にしてしまうため、注意が必要です。
濡れた髪は最後まで強風で乾かすのではなく、8割程度乾いたら弱風に切り替えて乾かします。さいごに冷風で仕上げることでキューティクルが閉じて、指通りの良い状態に仕上がります。
↓正しいドライヤーの仕方については下記の記事で解説↓
ブラシはシーンごとに使い分けが必要なことをご存じですか?
ヘアブラシにはさまざまな種類があります。綺麗な髪をキープするのに欠かせないアイテムですが、間違って使うと髪にダメージを与えてしまう恐れがあります。
濡れた髪には目が荒いコームブラシやヘッドスパブラシを、シャンプー前の乾いた髪には獣毛ブラシやデンマンブラシといったように、シーンに応じた使い分けが大切です。
↓詳しくは下記の記事から↓
ひどい枝毛には浸透力とコーティング力に優れたヘアケアアイテムによる、集中補修ケアがおすすめです。
保湿成分や補修成分が高濃度で配合されたもので、通常のトリートメントに置き換えて週1〜2回使います。使いすぎると髪の毛が重くなってしまうので、やりすぎには注意が必要です。

ブリオスのクリームシャンプーは1本でシャンプー、トリートメント、頭皮ケア、ダメージケアを行える超優秀な時短シャンプーです。浸透に必要な置き時間も2〜3分と短時間で、忙しい人のスペシャルケアに向いています。
毎日使うこともできるアイテムですが、髪が細い人や初めての人は週3回くらいから始めてみてください。
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髪も肌と同じように、小まめにUVケアや保湿ケアを行いましょう。
帽子や日傘で紫外線対策をしていない場合、髪はダイレクトに紫外線を浴びており、髪の毛が浴びる紫外線量は肌の2倍ともいわれています。枝毛を増やさないためにも髪用のUVスプレーと合わせて、帽子や日傘で徹底したUVケアを意識しましょう。
乾燥が目立つ人はヘアミルクやヘアミストで毛先を中心に保湿ケアも忘れないようにしてください。

枝毛はパーマやカラーなどの薬剤、紫外線、摩擦などでキューティクルが損傷して、ダメージが毛髪内部まで進行して起きるものです。
出来てしまった枝毛は元の状態には戻せませんが、枝毛を悪化させないために正しいケアを取り入れましょう。
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