2025.1.17
「毎日シャンプーしているのに頭皮がかゆくなる」という人は乾燥が原因かもしれません。
乾燥肌や脂性肌といった肌質は顔や体に限らず、頭皮にも影響を与えています。乾燥しやすい肌の人は頭皮にも乾燥対策が必要です。
今回の記事では乾燥による頭皮のかゆみを軽減するための対策や、頭皮の乾燥ケアにおすすめのアイテムを紹介します。
なお乾燥による頭皮のフケに悩んでいる人は、下記の記事もおすすめです。ぜひ読んで参考にしてください。
フケが出るのは乾燥が原因?季節や年齢でも異なるフケの原因と対策について解説
Contents
かゆみを伴う頭皮の乾燥はさまざまな要因により、頭皮のバリア層がダメージを受けて過敏になっていることが考えられます。
ここでは頭皮が乾燥する主な原因4つについて解説します。
頭皮が乾燥し、かゆみを生じる原因のひとつに皮脂の落としすぎが考えられます。
本来頭皮は脚や手、顔など他の部分に比べて皮脂腺や汗腺が多い箇所です。しかし過剰な洗髪や洗浄力の強いシャンプーを繰り返し行うと、皮脂を必要以上に落としてしまい乾燥に傾いてしまいます。
さらに洗髪時のシャワーの温度を熱めの設定にしている方も、皮脂を落としすぎている可能性があります。
1日2回以上洗髪している人や熱めのシャワーが好きな人で、頭皮にかゆみや乾燥を感じている人はシャンプーの内容を見直してみましょう。
帽子や日傘などのUVケアなしで外出する人や、屋外でのアクティビティが好きな人は紫外線によって頭皮が乾燥しているかもしれません。
肌に紫外線を長く浴び続けると日焼けし、乾燥するように、頭皮も肌と同じくケアをせずに紫外線を浴び続けると、日焼けや乾燥が生じます。
夏になると頭皮のかゆみや乾燥が酷くなる人は、紫外線の影響を受けている可能性が高いです。このあと解説する「かゆみの緩和方法」とあわせてUVケアも取り入れていきましょう。
頭皮に近い距離でのドライヤー使用やオーバードライは頭皮を乾燥させます。
ドライヤーの吹き出し口は100℃以上の高温になるものもあるため、頭皮に近い距離で使うと頭皮に必要な水分まで蒸発させてしまう可能性があります。オーバードライも同じ理由です。
頭皮を適度に乾かし、乾燥から守るには正しくドライヤーを使うことが重要です。
正しいドライヤーの使い方については別記事で解説しています。
サラサラ髪になれるドライヤーの選び方と正しい当て方を解説!おすすめヘアケアも紹介
頭皮の乾燥は年齢も関係しています。
肌の潤いに関係するヒアルロン酸やコラーゲンの量は年齢とともに減少すると言われており、40代や50代頃を境に減少量が加速します。
さらに汗腺や皮脂腺の活性も鈍くなるため、皮脂膜がきれいに形成されず乾燥を感じるようになります。
年齢に応じた乾燥ケアを取り入れて、頭皮を乾燥から守る意識をもつようにしましょう。
今日から始められる、頭皮の乾燥やかゆみを緩和する方法を解説します。
肌は寝ている間に生まれ変わるため、夜のシャンプーからお風呂上がりのケアの時間がとくに大切です。頭皮ケアを見直して、乾燥やかゆみの原因となっている頭皮環境を改善しましょう。
頭皮を乾燥させないために、シャンプー時のシャワーの温度は40℃以下に設定しましょう。
お湯で洗い物を行うと手が乾燥するように、シャワーの設定温度が高いとその分皮脂を落とす働きが高まり乾燥を招きます。
冷たい水では汚れは落ちにくいですが、38~40℃程度の温度であれば予洗いで皮脂汚れも落ち、シャンプーの泡も綺麗に落ちます。
頭皮に必要な皮脂まで流してしまわないために、温かいと感じる程度のシャワーでシャンプーするのがおすすめです。
乾燥肌の人は頭皮も乾燥に傾きやすいため、シャンプーも洗浄力の優しいアミノ酸系やベタイン系の洗浄成分が配合されたものを選びましょう。
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分は頭皮に必要な皮脂は残しつつ、皮脂汚れやスタイリング剤を洗い落とします。
さらに浸透力を高めたPPT系のものであれば洗浄力が優しいだけでなく、保湿力アップやダメージ補修の効果も期待できます。
PPT系のシャンプーについては下記の記事で解説しています。
PPT系洗浄成分とは?PPTシャンプーのメリットや選び方を解説
シャンプーを頭皮につけて洗髪する時間は1〜2分程度が理想です。
シャンプー液が長く頭皮に付いていると、皮脂を過剰に取ってしまうため、頭皮の乾燥につながります。
頭皮の汚れや臭い、ベタつきが気になる人は、シャンプーの時間は短めに予洗いとすすぎを丁寧にすると良いでしょう。
落ちにくいスタイリング剤を使用したときは、スタイリング剤が付いた部分のみプレシャンプー(※)で落としてから、メインのシャンプーをしましょう。
※プレシャンプーとはシャンプーの効果を最大限に発揮させるもので、頭皮の汚れやキープ力の強いスタイリング剤を落とすために行うものです
かゆみを伴う頭皮の乾燥の緩和や予防のために、頭皮のためのスペシャルケアを取り入れましょう。
通常のトリートメントやヘアマスクは頭皮ではなく、毛髪の保湿のためのものです。頭皮の乾燥のためには頭皮専用、もしくは頭皮にも使用可能なヘアマスクでのケアが必要です。
ヒアルロン酸などの潤い成分や皮脂膜が乱れた乾燥した頭皮に有効で、バリア層の強化に繋がります。
頭皮の乾燥ケアにはセラミドやヒアルロン酸、植物由来のものなど、保湿成分が豊富に配合されたものを選ぶと良いでしょう。
頭皮の乾燥には頭皮用ローションがおすすめです。
頭皮に潤いを与えてくれる頭皮ケアのアイテムのひとつで、お風呂上がりのタオルドライしたあとなどに使用します。
水分保持力が低下している人は、夜だけでなく朝も使用すると良いでしょう。
育毛剤のようにノズルを頭皮にあてて使用できるタイプが液だれしにくく、使いやすいです。口コミなどを参考に自分に合う頭皮ローションを探してみましょう。
今のヘアケアや生活習慣を見直すだけで今ある頭皮の乾燥や、乾燥によるかゆみが軽減する可能性があります。
習慣を変えるのは少し大変ですが頭皮の状態を改善するため、ぜひ意識して取り入れてみてください。
シャンプーは朝派と夜派で分かれますが、頭皮のためには夜シャンプーが良いと言われています。
朝にシャンプーしてしまうと皮脂が少なくなった状態で外気や紫外線に頭皮が晒されるため、頭皮の乾燥が悪化する恐れがあります。
夜にシャンプーしておけば適度に皮脂が頭皮を覆い、日中の外的刺激から頭皮を守ってくれます。
朝シャワーしないと目覚めない人や朝シャンプーして寝ぐせを直したい人は、夜にシャンプーをし、朝はシャワーで素洗いとトリートメントのみで皮脂の落としすぎを防ぎましょう。
毎日シャンプーしているのに頭皮にかゆみが出る人は、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しが原因かもしれません。
シャンプーやトリートメントが頭皮に残っていると頭皮や毛穴で炎症が生じて、かゆみを引き起こします。炎症は人によっては乾燥状態へ進むこともあるため、頭皮に乾燥やかゆみがある人は今以上に丁寧なすすぎを心がけましょう。
またシャンプーやトリートメントの成分は、きちんと洗い流していても少しずつ頭皮や毛穴に蓄積していることも。かゆみが生じる前にクレージュの塩シャンプー「フレッシュクレンジング」で、定期的な頭皮リセットをおすすめします。
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頭皮を健やかな状態に保つにはバランスの取れた食事も大切です。
ファストフードや丼もの、揚げ物のような糖質や脂質メインの食事は頭皮に栄養が行きわたらず、かゆみや乾燥などトラブルを引き起こす可能性があります。
タンパク質を中心にタンパク質の働きや吸収をサポートする亜鉛やビタミン類、酸素を運ぶ鉄など、栄養のバランスを意識しましょう。
また青魚や亜麻仁油に含まれる良質な油「オメガ3脂肪酸」は肌を乾燥から守る効果があると言われています。頭皮の乾燥に悩む人はあわせて摂取していきましょう。
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ブリオスのエマルジョントリートメントは保湿成分セラミドを配合した、頭皮ケアにもおすすめのトリートメントです。
ノズルから頭皮へダイレクトに塗布できるので、液だれしにくく頭皮全体になじませやすい使いやすさが特長です。
さらに頭皮に塗布した美容液がクリームに変化する構造になっており、頭皮に密着、徹底保湿をしてくれます。
頭皮や毛髪の主成分であるタンパク質成分「ケラチン」を豊富に配合しているため、絡まりやまとまりにくい髪の改善にも効果を発揮します。
高濃度成分のため、使用は週2〜3回程度に留めてください。
頭皮が乾燥するとかゆみを感じやすくなります。頭皮の乾燥はシャンプーによる皮脂の落としすぎや、加齢などいくつかの原因が考えられます。
原因に応じた正しいケアをすることで頭皮の乾燥や、乾燥によるかゆみは改善できます。日常的なヘアケアや生活習慣の見直しで頭皮環境を整えていきましょう。
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